サブウーハーを密閉式に 22021年10月02日

メインシステムのサブウーハーを密閉式に変更しました。
ダクトを取り外し、ダクトの穴はメクラ蓋で塞ぎ、さらにダクトから出た空気を前後(あるいは左右)に導き出すための音道ガイドも外しました。
吸音材は、手持ちがなかったのでとりあえず現状のまま(上・左・右・表・裏の各5面に軽く貼った感じです)としました。
スピーカーユニットの接続方法は、バスレフの時は 2本の FE138ES-Rは直列接続(16Ω)にしており、サブウーハー用アンプ(YAMAHA PX3)のアッテネータが 0dbで中高域とはレベル的にバランスしてましたが、密閉に変更すると聴感上のレベルは下がると思うので、FE138ES-Rは並列接続(4Ω)にしました。
で、さっそく試聴してみました。
測定はしていませんが聴感的には、サブウーハー用アンプのアッテネータは -2~-3dbぐらでバランスするようでした。
音は、歪が減った(?)クリアな低音になり、全体的にはスッキリした感じで、高級な音になったような感じがします。
確かに、低音の迫力が抑えられたようには感じるし、超低域(30~40Hzぐらいかと思う)が入ったCDを掛けると今までは耳への圧力として感じられていたのが無くなってしまったのですが、質という点では明らかに密閉の方が上回っていると思う。
2発使用しているとは言えユニットのサイズは13cmと小さいく、しかも超オーバーダンピングのユニットなので、密閉式はどうかな?とも思っていましたが、そんな心配は無用のようでした。
もちろん大音量にすればこの小さなユニットは破綻してしまうのだと思いますが、我が家の場合は全然問題ありません。
もし大音量にしたらユニットが破綻する前にどこからか「こらー、煩~い!」と怒られてしまうでしょう。
吸音材の調整やアンプのイコライザーを調整すればさらに良くなるのではないかと思う。

サブウーハーを密閉式に 32021年10月13日

その後試聴を継続していたところ、何故か低域の量感が増えてきてサブウーハー用アンプのアッテネータは -5~-6dbぐらいでバランスするようになってきた。
だったら 2個のスピーカーユニットは並列接続ではなく、直列接続のままで良かったのかもしれません。
量感が増えてきた原因は不明ですが、これもエージングの影響なのか?それとも慣れのようなものなのか?
それに伴い、後を引くような共振音(?)がするようで低域の音質に違和感を感じるようになってきた。

吸音材がバスレフのまま(5面に軽く貼った状態)が良くないと判断し、ボックス内全体に吸音材を充填するためにミクロンウールを購入してみた。
どれぐらいの量があれば足りるのかわからなかったので、とりあえず「長さ700mm×幅1100mm×厚み25mm」のサイズを購入し、それを半分にしてそれぞれをサブウーハーのボックスに入れた。
ボックス内全体に充填するには少し足りなかったが、今まで入れていたろ過マットを少し追加して不足分を補った。

ミクロンウール充填後は音に締まりが出てイイ感じになりました。
全体的な音場の見通しが良くなり音場が広がったようにも感じます。

サブウーハーを密閉式に 42021年10月22日

概ねイイ感じなのですが、ソースによっては「ん?こんな感じだったっけ?」というものがあります。
そのひとつが「公的抑圧/YMO(レコード)」です。
A面4曲目の「ジ・エンド・オブ・エイジア」が特に好きでいつもこればかり聞いていますが、ドラムの音が引っ込んで抜けが悪く聴いていて気持ち良くありません。
サブウーハーのレベルを上げると前に出てはくるが、余計な部分も強調されてしまうのでバランスが悪くなってしまう。
特定の周波数が引っ込んでいるのかもしれないと周波数特性を測ってみたところ、変な凸凹はないのですが低域がサブウーハーのクロス付近からだら下がりになっていました。
サブウーハーがバスレフ式の時は共振周波数付近で持ち上がっていたと思いますが、密閉式に変えたことでだら下がりの特性になったものと思います。
ということで、サブウーハー用アンプ(YAMAHA PX3)のイコライザーでだら下がりを補ってみることにしました。
やってみないとわかりませんが、変な凸凹は無いので調整は容易だと思います。

サブウーハーを密閉式に 52021年10月31日

サブウーハー用アンプ(YAMAHA PX3)のイコライザー機能でだら下がりになっている低域を調整してみました。
[1] FREQ:40Hz、GAIN:+3.0、Q:1.5
[2] FREQ:118Hz、GAIN:+1.5、Q:2.0
と設定して周波数特性を測ってみました。
だら下がりは少し解消されたと思いますが、部屋のクセによる影響が大きいのでフラットにすることは困難で、無理にフラットにしたらとんでもない音になることでしょう。
最終的には耳で聴いてベストなところを探すしかないようです。
もう少し追い込んでみたかったのですが、また腰をやっちゃいましたので、ラックの一番下に設置しているアンプのボタンを操作するのは結構しんどい。
それと、もう少しサブウーハーの吸音材の調整をしたいところ(減らしてみたい)だったのですが、今は大人しくしています。