ヤマハGT-2000用外部電源の置き場所変更2023年05月01日

昨年作ったヤマハGT-2000用の外部電源はオーディオラック内のフォノアンプの上に置いていましたが、フォノアンプをラックから出し入れ際にその都度外部電源も取り外す必要があるため少々面倒でした。
なので、ラックの横にポケットを取り付けてそこに外部電源を入れるように変更しました。
電圧・電流表示計の文字が横を向いてしまうことになりましたが、気にしなければ問題無しです。

ヤマハGT-2000用外部電源作成 72022年06月30日

作成したGT-2000用外部電源は、オーディオラック内のフォノアンプの上に設置しました。
見た目はコンパクトですがズッシリ重く高級感があります。
さっそくレコードを掛けてみたところ心なしか音が良くなったようにも思うが、プラシーボの影響もあるかと思うのでこの辺はすぐには信用しない方が良い(と自分に言い聞かせる)。
それよりも停止時にターンテーブルにブレーキがかかることが気持ちが良い。
実は、長年 YOP-1を買いそびれたことを後悔しており「ターンテーブルは指で止めればいいんだもん」と自分の気持ちを誤魔化して今まで過ごしてきましたが、これでようやく晴れました。

ヤマハGT-2000用外部電源作成 62022年06月28日

ヤマハGT-2000用外部電源
安定化電源の基板には出力電圧設定用と出力電流制限用のボリュームが付いており、ボリュームを基板ではなくパネル側に取り付けができるようにキットには延長用のターミナル付コードが付属しているのですが、不用意にボリュームをさわってしまい電圧を上げて大切なGT-2000ちゃんを壊してしまうことが無いように、ボリュームはあえて基板に残して必要があれば裏面の穴からマイナスドライバーで調整するようにしました。
出力電流制限用のボリュームは 2mA~3Aの範囲で調整できるようになっており(たぶん)、設定した電流以上流れると(流れそうになると?)アラーム用のLEDが点灯し電流を制限してくれる。
今回の用途では起動停止時に最大700mA程度流れるので、それを少し上回る程度に調整すれば良いのだと思う。
設定を700mAより低い状態にしてGT-2000のターンテーブルをスタートした場合はアラームが点灯し出力電流が制限されてしまうので、GT-2000は必要な電流を得ることができずクオーツロックインジケータは点滅したままの状態になり定速に達しなくなる。
ボリュームに目盛が付いている訳ではないのでどの位置が何mAなのかは分からないが、起動停止時にアラームが点灯しないギリギリぐらいの位置に調整した。
出力電圧設定用のボリュームは 24Vに調整し、これで完成!

ヤマハGT-2000用外部電源作成 52022年06月26日

ケースが届きました。
前後のパネル部分は1.5mm厚のアルミ板で、パネル以外(上下左右部分)は 2.5mm厚のアルミ(押出?)で結構しっかりした作りです。
ただ、パネルの 1枚は塗装が薄くなっていてアルミの地肌が透けて見える部分があるのが残念です。
幸い 1枚だけなのでこれは裏側に使うことにしました。
トータル的には価格を考慮すれば十分に満足できるものです。

と言うことで、ケースに穴あけ加工を行いアルミ板上に組んだ基板等一式やスイッチ・端子類を取り付けました。
ところが、一番大きい電解コンデンサがケースの天井に当たってしまい蓋をすることができなくなってしまった。
ギリギリセーフの予定だったのですが、想定よりもケースの肉厚があり高さ(内寸)がわずかに足りずギリギリアウトでした。
一応これも想定はしており、基板から電解コンデンサを外し基板の横に寝かせて固定しました。
そのためのスペースも確保していました。

ヤマハGT-2000用外部電源作成 42022年06月11日

ケース以外が先に届いたので、ベースとなるアルミ板上に組んでみました。
安定化電源の基板に冷却ファン用にDC24V出力の端子が出ているので、これを電圧計/電流計の電源に利用した。
実際にGT-2000につないでみたところ、起動停止時は一瞬700mAぐらいの電流が流れ、定速時は 10mAで安定する。
キットには付属していなかったが、一番大きいいトランジスタには別途購入したヒートシンクを付けた。
動かしてみた感じではトランジスタはほんのり暖かくなる程度で熱くはならないようなので冷却ファンは不要だと思う。
この安定化電源基板の仕様は「0-30V 2mA-3A」なので、今回の用途の範囲ではまだまだ余裕ということで、熱くはならないのだと思う。
酷使するような用途で使用した場合は冷却ファンは必要になるのだと思う。
後は、ケースを待つばかりです。

ヤマハGT-2000用外部電源作成 32022年06月07日

ケースは、YOP-1のような奥行きが長い感じのケースを探していましたがイメージに合うものが無く、考えてみれば今の環境ではそのようなケースを置くスペースが無いので、普通のアンプのような比率の小型のアルミケース(ブラック)を発注した。
発注したアルミケースは海外から発送されるようで、到着まで3週間ほどかかるようです。
他に、デジタル表示の電圧計/電流計及びベースとなるアルミ板を手配しました。

ヤマハGT-2000用外部電源作成 22022年06月06日

届いた安定化電源キットを組立ててみました。
説明書が一切無いので少々難儀しましたが、商品説明のコメント欄や完成写真を見ながらなんとか組み立てることができました。
板の上に基板やトランスを仮り組みして電源を投入してみたところ正常に動き、電圧調整用のボリュームを回して DC24V出力に設定することができた。
で、GT-2000の外部電源用コネクタに接続すると、GT-2000のクオーツロックインジケータが点滅を始め、スタート/ストップボタンを押すとターンテーブルが回り始め 2秒ほどでクオーツロックインジケータが点灯しターンテーブルが定速に達したことを示した。
再度スタート/ストップボタンを押すとターンテーブルにブレーキがかかり 2秒ほどで完全に停止しました。
さっそくレコードを掛けてみたところ音が良くなったのかどうかはわかりませんでしたが、悪くはなっていないのでヨシとしましょう。
それよりも停止時にブレーキがかかるのは非常に良い。
今まではストップボタンを押してから惰性で回転しているターンテーブルを指で止めていたので回転軸に余計な負担を掛けていないか少々不安でしたが、自動的にブレーキがかかるのでそんな心配をすることも無くなります。
怪しい安定化電源キットでしたがとりあえず使えることがわかったので、正式にケースに入れてカッコよくお化粧をして完成させようと思います。

ヤマハGT-2000用外部電源作成 12022年06月04日

ヤマハ GT-2000の外部電源と言えば YOP-1です。
YOP-1を使用することによりS/Nが良くなるなどの音質向上の効果があると言われており、また、停止時にターンテーブルにブレーキがかかるようになる。
当然生産は終了しておりネットオークションなどでは中古品が高値で取引されていて、個人で互換品を作っている方もいる。
GT-2000にはYOP-1用に3ピンのコネクタが用意されており、ピンアサインは 1:GND、2:+24V、3:FB(電源の変動制御) となっているようだ。
以前、YOP-1の互換機を自分でも作れないか調べてみたことがあったが FBがよく分からず断念していた。
が、FBは使用せず GNDと+24Vだけで互換機を作成されている方もいて、それでも停止時はブレーキはかかり普通に(?)動いているようなので、それならば自分でも作れそうだと判断した。
要は 24Vの安定化電源を作ればいいということだと思う。
ただ市販のスイッチング電源やACアダプターを流用するのではつまらないので、少しオーディオ製品らしい感じに仕上げたいと思う。
一からパーツを揃えて安定化電源を組むのは面倒だし敷居が高くなるので、何か使えそうなものはないかとネットを調べていたら良さそうなものがありました。
それは「0-30V 2mA-3A連続可変DC安定化電源DIYキット」というもので、販売元によっては700円ぐらいから高いとその3倍程度の価格を付けているところもあり少々怪しい感じもしたが、電圧と電流の設定範囲がちょうど良いので試しに(あまり安いのは不安なので)上から2番目ぐらいに高めのやつを購入してみた。
併せてこの基板の入力電源(AC24V)用に AC100V→AC24V(0-12V/1A、0-12V/1A)のトロイダルトランスを発注しました。

GT-2000改ノイズ対策2022年05月01日

MMカートリッジ(中電 MG-3675)を付けるとスピーカーからノイズ(ハム)が聴こえることが判明しました。
今までは MCカートリッジでしか聴いてこなかったのですが、ノイズが出るようなことはありませんでした。
ネットで調べてみると MCより MMの方がノイズを拾いやすいとのことで納得です。
ノイズは GT-2000の筐体をさわると少し小さくなり、アームベース周りをさわるとノイズの音が変わるので、改造により取り付けた KP-1100のアーム周りに原因があるようです。
そこで、GT-2000オリジナルのアーム YA-39に戻してみたところ、ノイズはピタリと無くなりました。
これでノイズの発生源を特定することができたので、次は対策です。

「もしかするとあれがダメだったかな?」と思い当たる部分があります。
それは KP-1100のアームから出ている内部配線とアームベースに取り付けたRCAジャック間の約15~6cmですが、シールドされていない単線(撚線)で配線していたので、ここでノイズを拾っている可能性が高く、これをシールド線に替えればノイズは止まるのではないかと想定しました。
本当はアームの内部配線とフォノケーブルを直結するのが一番イイのでしょうが、フォノケーブルを簡単に交換できなくなるし、アームベースに取り付けたRCAジャックもカッコイイので、これが無くなるとちょっと味気無いです。
ということで、直結することはせず現状のままで単線をシールド線に交換しました。
それと、GT-2000の電源部からアーム側にグランド線(GND)が来ており、GT-2000オリジナルのアームYA-39には接続する端子があるのですが、ピュアストレートアームの YSA-2にはそのような端子は無かったので、グランド線は接続しなくても問題は無いと思い、KP-1100のアームには接続していませんでした。
これも万全を期して KP-1100のアームの支柱部分に電源部から来ているグランド線を接続することにしました。

以上の作業完了後、恐る恐る電源を入れてみたところノイズは完全に消えてなくなり、それと同時にフォノには手抜きは通用しないということがよく解りました。
オーディオは、特にフォノは奥が深い、だから飽きないし面白い。
ここ数日間は原因不明の病にでもかかったような気分でしたが、根治して気分もすっきり晴れ渡りました。

システム変更 62020年06月10日

さらに、PM-14s1のフォノがなかなか良いので、フォノアンプに使用していた DENON PRA-2000ZRもシステムから外し、今回の散財分を少しでも補填できるように涙を飲んで処分しました。
で、PRA-2000ZRが無くなるとラックに空きができてしまうので、代わりに DENON PRA-2000をセットしました。
PRA-2000ZRはネットオークションで入手しましたが、その少し前に PRA-2000も入手していて予備として保管していました。
やっと日の目を見たわけですが、今聴いてみると痩せた音になっていてイマイチでしたので、ラックにセットはしましたが接続はしていません。
PRA-2000は ZRのような基板の焼けやゆがみが無くトラブルは少ないように思うし、外観は非常にキレイで機能的には不具合は無いので、いずれ整備してみようと考えています。
整備によって痩せた音がどこまで改善できるのかわかりませんが、PRA-2000本来の音はこんなものでは無いはずです。
最近のオーディオ機器は素人が手を入れられるような余地はほぼありませんが、古い機器はネットの情報等を参考にすれば多少は手を入れることができるのが良いところ。
ただ、手を入れたからと言って音が良くなるとは限らないし、壊してしまう可能性もありますが、趣味として楽しむには悪くないです。

以上がシステム変更の顛末でした。