メインシステムのスピーカー構想 52023年06月10日

「構想 3」と同じで現行のサブウーハーは残して中高域用の箱だけ作り直す案です。
「構想 3」では上面と前面を斜めにしましたが、工作の難易度を下げて後面だけを斜めにしてみました。
塗装による仕上げは面倒だし難しいので次回の制作では上下と左右の面には木目調のシートを貼ろうと考えており、斜めカットが無い四角い箱の方がグルリと貼るだけなので都合が良い。
底にはスパイクインシュレータ TITE-25PINを3個(前2個、後1個)取り付ける。

フォステクスが心配2023年05月29日

自作スピーカー用のスピーカーユニットと言えば第一に「フォステクス」が頭に浮かぶ人は多いと思う。
私も長岡鉄男氏に影響を受けてからスピーカーの自作にはまり、長年に渡りフォステクスの売上に微力ながら貢献してきたと思う。
先日公告されたフォスター電機の2023年3月期の決算資料を見ると全体的には増収増益で悪くは無いと思うが、セグメント別の業績を見ると「その他事業」の営業利益は赤字に転落し、売上構成比も昨年は約8%でしたが6%台にまで低下してしまいました。
この「その他事業」の中にフォステクスブランド製品が含まれていることから、フォステクスの売上が減少しているのではないかと想像できるし、現にスピーカーシステムやプロフェッショナル向けの製品は無くなりつつある。
売上減少の要因としては以下のことが考えられる。
標準スピーカーユニットの度重なる値上げと限定品の価格高騰によるユーザー離れが起きている。
また、TangBand等の他社製品と比較しても価格だけではなく、物量・品質・音質面での優位性は無いように思われる。
オーディオ雑誌の自作スピーカー記事は減少しており、長岡鉄男氏のようなカリスマ的存在も無くなり、そもそもホームオーディオ業界自体が縮小傾向にある。
以上のことから、フォスター電機はフォステクスブランドをこのまま継続していけるのか、ということがとても心配になってきました。
ヤマハ・パイオニア・オンキョー・ダイヤトーン・テクニクスがそうであったように、このままでは効率化の名のもとにスピーカーユニットの販売さえも終了してしまうことも想定される。
ここ最近でもフルレンジユニットの限定品(SS-HPシリーズ)を出したり、新方式を採用したツイータ(T360FD)を出したりしているので考え過ぎなのかも知れないが、もしそんなことになれば個人的には非常に悲しい。

そこで提案というか妄想の域を出ないのですが、「フォステクスブランドの車載用スピーカーユニットの販売」というのはどうか?
フォスター電機は車載用のスピーカーユニットを生産販売しているのでノウハウは十分に持っているでしょうし、過去にフォステクス製バックロードホーンを搭載したホンダ車を出していることからも技術的には難しい話ではないと思う。
また、フォスター電機の車載用スピーカーユニットは過去最高の売上を記録していることからも、車でも(車では?)イイ音を聴きたいというニーズは高いと思うし、そのためなら多少のお金はかけるのではないかと思う。
個人的にもFE83Eをマイカーのフロントドアに組み込んで使用しており、純正スピーカーからの音質向上は確認済みです。
ですが車載用のスピーカーユニットではないので、使用に際しては雨水や埃の侵入等に気を使う必要があり一般的には勧められない。
初めから車載を目的としたフォステクスブランドのスピーカーユニットがあればどんなにスバラシイことかと思う。
そうなればスピーカーユニットだけに留まらず、ネットワークパーツやインナーバッフルなどの周辺アイテムにもオーディオメーカーらしい製品を投入できる。
などと妄想しているとワクワクしてくるのですが、ダメかなぁ?

メインシステムのスピーカー構想 42023年05月18日

まだ揺れ動いています。
前回、バッフル面と上面を斜めにすることで平行面を少なくして内部の定在波の発生を抑える箱を設計しましたが、中高域用の箱だけではなくサブウーハー側も同の構造にしたいと考えて、また凝りもせず設計してみました。
バッフル面や上面など外から見える箇所を傾斜させるとなるとやはり工作の難易度は上がってしまい手に負えなくなりそうなので、裏面と内部の仕切り板を斜めにするだけならそれほど難しくなく作れると思う。
ということで設計してみたのが図のような箱です。
これで上下面と前後面は斜めになり、平行面は左右面のみになります。
斜めとは言っても傾斜角は 6°だけなので、どれほどの効果があるのかは不明です(もう少し角度を付けた方が良いのか?)。
左右面も内部に補強材を入れることで単純な平行面にはならないようにするつもりです。

ヤマハGT-2000用外部電源の置き場所変更2023年05月01日

昨年作ったヤマハGT-2000用の外部電源はオーディオラック内のフォノアンプの上に置いていましたが、フォノアンプをラックから出し入れ際にその都度外部電源も取り外す必要があるため少々面倒でした。
なので、ラックの横にポケットを取り付けてそこに外部電源を入れるように変更しました。
電圧・電流表示計の文字が横を向いてしまうことになりましたが、気にしなければ問題無しです。

メインシステムのスピーカー構想 32023年04月25日

設計した時は「これでイイ」と思うのですが、時間が経過すると見直したり全然別のアイデアが浮かび変更したくなってきてしまう。
作った後から「こうすれば良かった」では遅いので、これはこれでイイと思っています。
ということで、今回も同様に揺れ動いています。
もし全て作り直しになった場合、サブウーハーの箱が余ってしまうことになり、出来は悪くないので捨てるのももったいないし、かと言って置き場所も無い状態。
なので、「ネジがめり込む」や「容量を増やしたい」という問題は中高域用の上の箱だけのことなので、サブウーハーは残して上だけ作り直すのも有りだと思う。お財布にも優しいし。
で、こんな感じかなと考えたのが図のようなイメージで、サブウーハーは低めのスピーカースタンドに乗せてその上に中高域用の箱を載せる案です。
これで低音と中高音の音源を集中できるようになるかと思う。
さらに、斜めカットになるので工作はやや面倒になるが、バッフル面と上面を斜めにしてエンクロージャー内の定在波の発生を抑えるようにしたい。

メインシステムのスピーカー構想 22023年04月02日

大まかに設計してみたのが図のような感じで、最近よくありがちなトールボーイスタイル。
使用するスピーカーユニットは変更せずフォステクス T90A-EX、MG130HR、FE138ES-R(×2)とし、「オールアルニコ・オールマグネシウム」は継続したいと思う。
エンクロージャーの方式も変更せず密閉式で、上下2分割です。
ウーハーは前後に2発でしたが後ろ側のスペースを開ける必要があるなど設置に制約がかかるので、全てのユニットを前面に配置したいと考えている。
低音再生には前後2発の方が良いのかもしれないが、全ユニット前面配置の方が見た目もイイしね。
使用する板はバッフル板以外は加工が楽なMDFを使用するが、バッフル板だけはまともな無垢材か集成材を使用したいと思う。
デッドマスを付けたり色々工夫していたが、今回は面倒なことはしない予定。
実際に作り始めるのが何時になるかは未定ですが、年内には完成させたいかな?

メインシステムのスピーカー構想 12023年03月27日

半年ぶりの更新です。
FE108SS-HPバックロードホーンは放置プレー中。

で、現在のメインシステムのスピーカーはフォステクス T90A-EX、MG130HR、FE138ES-R(×2)を密閉式エンクロージャーに収めた 2ウェイ+サブウーハーという構成になっていて音は十分に満足しているが、以前から少し気になっている部分があります。
エンクロージャーの板材にはMDFを使ったが、一部使い方が悪かったため MDFの欠点が露呈してしまっている。
MDF材の表層は合成樹脂(?)で固められているので比較的硬くなっているが、中間層はかなり軟らかくもろい構造になっている。
バッフル板とボディ側の板をバッフル板側から差し込んだネジを締めて固定しているが、バッフル板の前面からネジの頭が出ないようにザグリを入れてしまったので、ネジの力がMDFの中間層にかかり、極端に言えばネジを締めれば締めるほどネジがめり込んでいってしまうようになっている。
適当に締めたところでネジ締めを止めてはいるが、これではバッフル板とボディが強固に固定されているとは言えない状況です。
当初はバスレフ式だったのを途中から密閉式に変更したこともあり内圧はかなりかかっていると思うので、強固に固定されていないとわずかかもしれないがエア漏れしている可能性も考えられる。
バッフル板だけ作り直すことも考えたが、エンクロージャーの容量を増やしたいし、他にも見直したい点があるので作り直しの検討に入りたいと思う。

ショックだ!2022年09月03日

毎年のことですが 8月はオーディオのやる気が無くなります。
全く何もしていなかったわけでもないのですが、目ぼしいネタも無くブログの更新もゼロでした。
とりあえず FE108SS-HPバックロードホーンのバッフル板の塗装をしました。
空気室を固定してしまう勇気も無く、音はあいかわらずでモヤモヤしています。

で、ショックなことですが、新品のFE108SS-HPがネットオークションに出品されたのですが、落札されません。
価格は FE108EΣ程度(送料込み)で決して高いわけでは無いと思うが、それだけ世間的な評価が低いということなんだと思う。
オイラみたいなバカは「ちょっと高いなぁ」と思いながらも「限定品だ!」ということで大いに期待をしてすぐに飛びついてしまったわけですが・・
もちろん自作の箱がベストでは無いのかもしれないので作り直したい気持ちもあるが、評価が低いユニットに付き合うのも疲れます。
FOSTEXさんよぉこんなんでいいの? こんなことやっていたらメーカーの信用だって失墜しまっせ。
哀れなユーザーを救済して欲しいものです。

FE108SS-HPバックロードホーン その後のその後2022年07月22日

GT-2000用外部電源作成に集中していたのと、音がイマイチだったということもあり二ヶ月近く FE108SS-HPバックロードホーンは放置しておりました。
久しぶりに聴いてみたところ低音の量感が増し音に厚みが出てかなり良い感じに変化しており非常に驚きました。
それと、完成当初はスムーズに動いていた可変空気室の仕切り板ですが、固着してしまい叩かないと動かすことができなくなっていた。
今は湿気が多い季節なので、木(MDF)が湿気を吸って膨張した可能性もある。
空気室のエア漏れはほぼ無いと思っていたが、低音の量感が増えたのも仕切り板が膨れて空気室のエア漏れが抑えられた影響があるのかもしれない。
と言うことは、冬になると(乾燥する季節になると)また低音の量感は減る可能性もある。
何やらややこしいことになりそうなので、仕切り板は固定(接着)してしまった方がよさそうです。

ヤマハGT-2000用外部電源作成 72022年06月30日

作成したGT-2000用外部電源は、オーディオラック内のフォノアンプの上に設置しました。
見た目はコンパクトですがズッシリ重く高級感があります。
さっそくレコードを掛けてみたところ心なしか音が良くなったようにも思うが、プラシーボの影響もあるかと思うのでこの辺はすぐには信用しない方が良い(と自分に言い聞かせる)。
それよりも停止時にターンテーブルにブレーキがかかることが気持ちが良い。
実は、長年 YOP-1を買いそびれたことを後悔しており「ターンテーブルは指で止めればいいんだもん」と自分の気持ちを誤魔化して今まで過ごしてきましたが、これでようやく晴れました。