PRA-2000改フォノアンプでMMを鳴らす 42022年04月28日

スピーカーに耳を近づけるとわずかにノイズ(ハム?)が出ていることに気付いた。
MCではそのようなことは無いので、MG-3675取付時のMMポジションだけの症状のようです。
フォノアンプが悪いのかと思い、プリメインアンプ PM-14s1のフォノ入力で受けてみたが同じ症状が出たので、フォノアンプには問題は無く他のどこかに発生要因があるようです。
ケーブルを替えてみたりしたがノイズが治まる気配は無く、なぜかプレーヤー(GT-2000)の筐体をさわるとノイズが少し小さくなるので、プレーヤー周りが怪しいかも。
レコードを掛けて音が鳴るとノイズは気にならなくなるが、なんとかならないものか?

で、そのまま PM-14s1のフォノでレコードを掛けて聴いてみましたが線が細く優しい音で、やはり繊細でキレキレの PRA-2000系のフォノの方が自分の好みですね。
PRA-2000改フォノアンプは±75Vの電源をイコライザー基板だけに供給するようになっているせいか、オリジナルより低域の馬力が増しているように感じています。

PRA-2000改フォノアンプでMMを鳴らす 32022年04月26日

中電 MG-3675が届きました。
最近は中古のオーディオ機器ばかり入手していたのでやはり新品は嬉しい。
初めは V15typeⅢ-HEを付けていたテクニカのヘッドシェル(黒いもので型番は不明)をそのまま流用したが、ボーカルのサ行がキツく高域が少しシャカシャカするような感じだったので、テクニカのAT-LH13/OCCに交換してみた。
PRA-2000改フォノアンプは MM入力(IMPEDANCE 50kΩ)です。
普段気を張らずリラックスしている時によく聞いているレコードを中心に聴いた。
「パイプ・オブ・ピース/ポール・マッカートニー」、「公的抑圧/YMO」、「オレンジ・エクスプレス/渡辺貞夫」、「ON THE STREET CORNER1/山下達郎」 など・・

カートリッジは MC以外眼中に無いって感じで今まで過ごしてきましたが、これを聴くとMMも悪くないです。
やはり少しサ行が少しキツイ感じはあるが、長岡鉄男A級セレクションに掲載されているような優秀録音盤ではそのような感じは無く爽やかな(元気な、かな?)高域と感じる。
MG-3675購入前に MMカートリッジのお勧めなどをネットで調べているときに現在持っているMCカートリッジの価格が目に入ってきたが、自分が購入した頃に比べるとかなりUPしていることに驚いた。
価格差を考えれば「MCじゃなくてもこれ(MG-3675)で十分じゃね」とも思ってしまいました。

PRA-2000改フォノアンプでMMを鳴らす 22022年04月24日

さっそく V15typeⅢ-HEを鳴らしてみたところ、わずかに「ブ~~~ン」というノイズが付きまとい、音がやたら小さく、さらにこもっている。
フォノアンプのトラブルも考えられたので、手持ちの中で比較的出力が大きいMCカートリッジ(DL-301Ⅱ)に替えてMMポジションのままで聴いてみた。
ヘッドアンプを通していないので音は小さめですが、ノイズも無く普通に鳴った。
ということで、残念ですがこのカートリッジは 30年間放置している間に故障してしまっていたようです。
一応デジタルテスターでコイルの抵抗値を測定してみたところ、Rchは1.5kΩほどありましたが、Lchは断線しているようでした。
単なる断線なら片chが鳴らないだけかと思うが、ノイズがあったり音もこもっているので、断線以外の問題もあるのかもしれない。

こうなると急に MMカートリッジが欲しくなってきました。
また悪魔がささやき出したようです。
とは言っても普段からMMカートリッジには全然興味が無かったので、特に欲しいと思うものは無いし知識も無い。
ネットで調べてみたがよくわからない。
で、先月 FE108SS-HR用のバックロードホーンの制作記事を見たいと思って「MJ無線と実験 2022年3月号」を買っていたが、これにMMカートリッジが紹介されていたのを思い出して読み直してみた。
それは中電(CHUDEN)の MG-3605と MG-3675で、かなり評価は高い。
普段利用しているネットショップを見てみると「在庫希少 ご注文はお早めに!」とあり「あなたのために在庫を確保していました!」と言っているようだし、さらに価格もお手頃。
結局、楕円針の MG-3675を注文してしまいました。
悪魔のささやきに負けてしまった。

PRA-2000改フォノアンプでMMを鳴らす 12022年04月23日

MCカートリッジしか持っていないと思っていたら、ひょっこり Shure V15typeⅢ-HEが出てきた。
このカートリッジは 30年以上前に知人から頂いたものだが、すっかり忘れていました。
埃まみれでしたが、さっそくキレイにお掃除して、以前紹介した電動スタイラスクリーナーで針先をクリーニングしました。
それと、糸のような細いリード線を手持ちの少し太いリード線(詳細は不明)に交換したところ、見違えるようになった。
良い音がしそうです。
可動式のスタイラスガードの建付けが甘く少しカクカク動くのが気になり取り外してしまいたい衝動に駆られたがが、我慢してとりあえずこのまま聴いてみることに。
PRA-2000改のフォノアンプですが、MCカートリッジばかりで聴いていたので MMを鳴らすのは初めてです。

PRA-2000改造のフォノアンプ2022年04月12日

PRA-2000改造のフォノアンプですが、昨年から改造キットのような形にできないかを作りながら検討しておりましたが、キット化するにはなかなか難しい点もあり、あきらめた方が良さそうな感じになってきました。
で、気が付けばまた一台作ってしまいました。

零号機は、ケースの歪みで解体。
初号機は、無事完成し現在自分のメインシステムで使用中。
今回の 2号機は、ケーブルの引き回しや端子などの細かい部分をさらにブラッシュアップできたので、良いものができたと思っています。
写真はテスト中の2号機です。
前面パネルの左上(DENONの左上)に傷がありますが、中古のPRA-2000をベースにしているので、多少のキズは仕方が無いです。
木目調のシートは初号機より少し明るめにしてみました。

PRA-2000の改造 172021年07月03日

とりあえず PRA-2000の改造は、ここで一旦終了です。
今回の改造で購入した各部材ですが、少しまとめ買いしたものもあり、多少買い足せば 2台分にはなりそうです。
とは言っても PRA-2000自体はもう持っていないので作ることはできませんが、PRA-2000改造キットのようなものはできるかもしれません。
今のところ考えられる改造キットは、スイッチや端子類が付いた内部配線済みのケースの完成品で、このケースに別途 PRA-2000から外した電源トランス、電源基板、ヘッドアンプ基板、イコライザーアンプ基板、ドアパネルを取り付ければ PRA-2000ベースのフォノアンプが出来上がるというものですが、もう少し詳細に検討してみようと思っています。
もし実現できたらネットオークションに出品できるかもしれません。

PRA-2000の改造 162021年06月23日

そっそくメインシステムに設置し、「長岡鉄男のA級セレクション」から何枚かのレコードを聴いてみました。

まずは「フラメンコフィーバー」です。
床を踏み鳴らす強烈な足音は改造前に比べるとパワーを増したように感じ、カスタネットの音はキレッキレで手の動きが見えるようです。

次は「ギターとヴァイオリンのための夜想曲と二重奏」。
マニアックな内容が多い A級セレクションの中で、非常に聴きやすい曲が収録されているレコードで個人的には再生回数が多いレコードになっています。
これも改造前に比べると全体的に良くなっていると思うが、とろけるような繊細な表現力は PRA-2000ZRが上だったように思う。

そして「中世のクリスマス」。
A面冒頭のステージ奥(少し高くなっている?)から手前に移動してくる場面では、その様子が見えるようで改造によりさらにリアルさがアップしたように感じる。

その他様々なレコードを聴いて本日の最後になってしまった「芸能山城組 恐山」です。
A面の「恐山」は大音量にしないと真価が分らず我が家では再生困難なので、普段聴いているのは B面の「銅之剣舞」です。
後半からの戦うシーンは大迫力で、カキンカキンと剣がぶつかり合う音と、ドドドドドドという人の移動感はリアルの極致です。
知らないうちに音量が上がっていたようで、家族から「いい加減にせい!」と一声。
リミッターが掛かってしまいました。
その瞬間、音にのめり込んでいた状態からハッと我に返り、ここで終了となりました。

完成した喜びにやや盛った評価になってしまった感はあると思いますが、フォノアンプに不必要な回路はほぼ外すことができたので、シンプルな構成になり改造によって音が悪くなる要素は無いと思います。

PRA-2000の改造 152021年06月20日

完成しました。
電源を入れて簡単な動作チェックをしたところ、問題は無さそうでした。
天板もネジ止めしてケースのユガミが無いことを確認しました。
かなりカッコ良くできたと思います。
「おぉぉぉ」と言いながらしばし眺めた後に、完成記念の写真を撮りました。
通気口の丸い穴は天板と横板に大小 6個あり、埃の侵入防止にスピーカー用のグリルをはめ込んであります。

PRA-2000の改造 142021年06月16日

ケースが完成したので、各パーツを取り付けています。

二度目なので手際はイイです。

一ヶ月ほど前に載せた写真に似ていますが、パーツが詰め詰めになおり空きスペースがかなり無くなっていて、コンパクトに収まっています。



PRA-2000の改造 132021年06月12日

発注していた板(MDF)とアルミチャンネルが届いたので、作り始めました。
板には木目のカッティングシートを貼りました。
2~3時間程度あれば作業は完了できるし、何度も塗り重ねないといけないニス塗りよりも短時間で費用も安く済みます。
但し、カッティングシートがより強く接着するように(特に木口が剥がれやすい)、カッティングシートを貼る前にかるく透明ラッカーで下塗りはしています。