NHK朝ドラ2023年10月21日

NHKの朝ドラ、面白いので毎回楽しみにして見続けている。
中には「これオモシロクナイ」と思うものもあって早々に脱落(途中で見るのをやめてしまう)することもありますが、そんな時は大人しく次の作品に期待します。
総じて漫画家・音楽家・起業家・文化人など実際に存在した方をモデルにした作品が面白い。
今回は歌手の笠置シヅ子さんで次回はアンパンマンのやなせたかし氏だそうです。
ウチの奥さんに「朝ドラで長岡鉄男をやってほしい」と言ったら、「アハハハ~、誰も知らないでしょ」と一笑に付された。
そんなことはない!その筋では超有名人だしある意味「神」でもある。

生まれながらに体が弱く「長生きはできない」と言われながら幼少期を過ごす。
戦時中も虚弱体質が原因で徴兵を免れ、怪しげな実験をする部隊で細々と過ごす。
戦争が終わると世間は敗戦に落胆する中、「戦争が終わった~」と小躍りした。
その後はクイズ作家やコント作家で食いつなぐ。
趣味でアンプやスピーカーを自作しオーディオシステムを組み立てる。
後の長岡鉄男氏の代名詞とも言えるPA向けのスピーカーユニットを使用したバックロードホーンもこのころから作っている。
オーディオ系の記事をオーディオ雑誌に投稿し始めたところ、歯に衣着せぬ評論とユニークな文章が受け、折からのオーディオブームにも乗り一躍人気オーディオ評論家となる。
マトリックススピーカーや点音源方式のバックロードホーン通称「スワン」などユニークなスピーカーを次々発表。
AVブームを見越しホームシアター「箱舟」を建造し、ここにも通称「ネッシー」という共鳴管方式のユニークなスピーカーを設置した。
この頃から徐々にオーディオ業界のピークを迎え、長岡氏も2000年引退説を言い出したりオーディオの衰退を予想していたものと思われる。
と、こんな感じでメーカー製オーディオ機器の名機や迷機を紹介しながらオーディオーメーカーの栄枯盛衰も併せて描いていけば面白いと思うのだが、やはり一般受けは無理か。
脱落者続出になるかもしれません。
(あらすじは記憶を辿りながらつらつらと書いてみただけなので、思い違いや間違いなどあるかもしれませんが、その点はご容赦願います。)

扇風機になりました2023年07月03日

2015年に新調したエアコンですが、冷風・温風とも出なくなってしまいました。
ガス漏れで冷房が不調になることはよく聞くが、暖房が利かない原因にもガス漏れがあるのでしょうか?
それともガス漏れ以外に原因があるのか?
一応取り付けてもらった業者に連絡はしたのですが、今の時期は忙しいようで日程調整待ちの状態です。
部屋に用事があるときは「風だけ」モードで運転して扇風機として使ってますが、暑くて長時間は耐えられない。
オーディオなんて無理ですわ。

フォステクスが心配2023年05月29日

自作スピーカー用のスピーカーユニットと言えば第一に「フォステクス」が頭に浮かぶ人は多いと思う。
私も長岡鉄男氏に影響を受けてからスピーカーの自作にはまり、長年に渡りフォステクスの売上に微力ながら貢献してきたと思う。
先日公告されたフォスター電機の2023年3月期の決算資料を見ると全体的には増収増益で悪くは無いと思うが、セグメント別の業績を見ると「その他事業」の営業利益は赤字に転落し、売上構成比も昨年は約8%でしたが6%台にまで低下してしまいました。
この「その他事業」の中にフォステクスブランド製品が含まれていることから、フォステクスの売上が減少しているのではないかと想像できるし、現にスピーカーシステムやプロフェッショナル向けの製品は無くなりつつある。
売上減少の要因としては以下のことが考えられる。
標準スピーカーユニットの度重なる値上げと限定品の価格高騰によるユーザー離れが起きている。
また、TangBand等の他社製品と比較しても価格だけではなく、物量・品質・音質面での優位性は無いように思われる。
オーディオ雑誌の自作スピーカー記事は減少しており、長岡鉄男氏のようなカリスマ的存在も無くなり、そもそもホームオーディオ業界自体が縮小傾向にある。
以上のことから、フォスター電機はフォステクスブランドをこのまま継続していけるのか、ということがとても心配になってきました。
ヤマハ・パイオニア・オンキョー・ダイヤトーン・テクニクスがそうであったように、このままでは効率化の名のもとにスピーカーユニットの販売さえも終了してしまうことも想定される。
ここ最近でもフルレンジユニットの限定品(SS-HPシリーズ)を出したり、新方式を採用したツイータ(T360FD)を出したりしているので考え過ぎなのかも知れないが、もしそんなことになれば個人的には非常に悲しい。

そこで提案というか妄想の域を出ないのですが、「フォステクスブランドの車載用スピーカーユニットの販売」というのはどうか?
フォスター電機は車載用のスピーカーユニットを生産販売しているのでノウハウは十分に持っているでしょうし、過去にフォステクス製バックロードホーンを搭載したホンダ車を出していることからも技術的には難しい話ではないと思う。
また、フォスター電機の車載用スピーカーユニットは過去最高の売上を記録していることからも、車でも(車では?)イイ音を聴きたいというニーズは高いと思うし、そのためなら多少のお金はかけるのではないかと思う。
個人的にもFE83Eをマイカーのフロントドアに組み込んで使用しており、純正スピーカーからの音質向上は確認済みです。
ですが車載用のスピーカーユニットではないので、使用に際しては雨水や埃の侵入等に気を使う必要があり一般的には勧められない。
初めから車載を目的としたフォステクスブランドのスピーカーユニットがあればどんなにスバラシイことかと思う。
そうなればスピーカーユニットだけに留まらず、ネットワークパーツやインナーバッフルなどの周辺アイテムにもオーディオメーカーらしい製品を投入できる。
などと妄想しているとワクワクしてくるのですが、ダメかなぁ?

長岡鉄男の最新カートリッジ28機種フルテスト2022年05月03日

MMカートリッジから始まったノイズ問題で悪戦苦闘したこともあり、別冊FMfan41号に掲載されている「長岡鉄男の最新カートリッジ28機種フルテスト」を改めて読み返してみました。
「アナログ・ディスクの魅力とそれを引き出すためのカートリッジ学」から始まりフルテストへと続くが、その情報量の多さと引き込まれて行く文章力、圧倒的です。
今のオーディオ誌にこれほどの記事はあるでしょうか?
読んでいる内に涙が込み上げてきました。
まさかオーディオ誌で涙するとは思いもしませんでしたが、自分でも何故泣いているのか分らずにいました。
思えば、たまたま重なっただけなのかも知れないがオーディオの盛衰は長岡鉄男氏と共にあったのではないか。
そう感じたからもう戻ることは無い時と偉大な師を惜しんでの涙だったように思う。

次はバックロードホーンだ。

地震怖い2022年03月17日

地震驚きました。
東日本大震災と比べると揺れている時間は短かったのですが揺れの大きさは同じぐらいだったのではないかと思います。
棚の上に並べていた長岡鉄男の本がずれて何冊か落下していました。
東日本大震災では落下しなかったのに揺れの方向が違っていたのでしょうか?
それと、オーディオラックやメインスピーカーがあらぬ方向を向いていましたが倒れなかったのは幸いです。
本棚やCDラックは壁に固定しているので倒れることは無いのですが、小物類が落下しており、大切なラムダコンデンサが行方不明です。

長岡鉄男に再会2022年02月12日

FE108SS-HPを使ったバックロードホーンの制作記事が「MJ無線と実験 2022年3月号」に掲載されるとのことなのでさっそく購入した。
内容を確認せずネットで購入してしまった「スピーカーをつくろう!」の失敗を繰り返さないように今回は本屋で確認してから購入した。
測定データを示しながら解説されており読みごたえがありました。

で、本屋でお目当ての「MJ無線と実験」を物色しているときに本棚から「長岡鉄男」の文字が飛び込んできました。
それは「長岡鉄男のレコードえんま帳 上巻」で、思わず「おお!」と声が出てしまいました。
このような本が出るときは事前に情報が入るものですが、全然ノーチェックでした。
しかも発行は昨年の11月1日なので3ヶ月も知らなかったとは・・
FMfanや月刊STEREO等のオーディオ誌に掲載されている長岡氏のオーディオ機器やソフトの評価評論はほぼ目を通していると思うが、なぜかレコード芸術誌はあまり見たことが無く、それだけに「長岡鉄男のレコードえんま帳」の出版は自分にとっては書下ろしに等しく非常に嬉しい。
掲載されているレコードを既に持っていたり、また、A級セレクションやレコード漫談等で紹介されているものが多く新鮮味は無いが、モノクロ写真のレコードジャケットが頭の中ではカラーで再現されてくるのが面白く思った。
これも、これらのレコードがネットで紹介されていたり、ネットオークションに出品されていて、ジャケットのカラー写真を見る機会が多かった影響かと思う。
さっそく下巻も買わなくちゃ。

「スピーカーをつくろう!」購入したが2022年01月23日

FE108SS-HPの購入を予約しており、これでバックロードホーンを作ろうと設計を進めております。
ですが、実際の音に関する情報が少なく迷うところもあって何かの参考になればと「スピーカーをつくろう!(ONTOMO MOOK)」を購入しました。
通常なら本屋で立ち読みしてから購入するところですが、オミクロンが怖いので見る前にネットで注文してしまったのが間違いで、かなり期待外れでした。
販売のタイミング的にもう少し FE108SS-HPに着目した内容になっているかと勝手に想像しておりましたが(勝手に想像していた自分が悪い?)、個人的には参考になるような記事はありませんでした。
使い古された長岡鉄男氏の設計例を載せるのであれば、スワンやネッシーミニ等の10cmユニット向けの箱に FE108SS-HPを取り付けたらどんな音になるのか、や、FE108SS-HPの取説に載っているバックロードホーンを実際に制作して評価してもらった方がどんなに良かったのか。
これ以上書くと辛辣になるので止めます。
新年1発目なので楽しい話から始めたかったのですが、そうはなりませんでした。

はんだシュッ太郎2021年02月08日

リレー等の部品を基板から外すときに「はんだシュッ太郎」というハンダ吸取器を使いましたが、アッという間にハンダをキレイに吸い取ってくれるので、手早く作業を進めることができました。
こんなに便利な道具ならもっと早く買っておくべきでした。
10年程前に PRA-2000ZRでも同様にリレーと電解コンデンサーを交換する作業を行い、その時は「はんだ吸い取り線」を使いましたが、なかなかうまく吸い取ることができずかなり苦労した思い出がある。
「はんだシュッ太郎」優れものです。

10年目に突入2021年01月05日

このブログを始めたのが 2012年1月なので、今年で 10年目に突入することになりました。
当時はオーディオへの興味が薄れオーディオ機器の購入意欲も無くなってきていて、システム全体が停滞していると感じていた。
これは、長岡鉄男氏が亡くなりオーディオ雑誌がつまらなくなってきた影響が大きかったように思う。
で、「このままじゃいかん!」という強い思い、ではなく、「ブログでもやれば少しはやる気が出るかなぁ?」ぐらいの軽い気持ちで始めたのですが、結構励みにはなったかと思っています。
当時と現在のシステム全景の写真を見れば変化が大きいのは明白で、残っているのは ADプレーヤーの YAMAHA GT-2000 だけです。
それさえもトーンアームは KENWOOD に、脚は TAOC に交換してあります。
機器を変えたからイイということでは無いのですが、音はかなり良くなっていると思いますし、耳の方もだいぶ鍛えられたように感じています。

だだ、昨年の後半からブログの更新が滞っておりまして、昨年完成したオールアルニコ+オールマグネシウムスピーカーと、昨年交換したプリメインアンプ及びSACDプレーヤーに満足し、落ち着いてしまった感じでしばらくはまた停滞しそうな気がしています。
ブログ更新のために無理してネタを作り出す必要も無いので、しばらくは更新の頻度は落ちるかと思っています。
今のところ今後やってみたいと考えているのは、10cmフルレンジユニット使用の小型ダブルバスレフスピーカーの作成と、ニアフィールドに興味が沸いてきているのでニアフィールド用の8cmクラスのバックロードホーンスピーカー作成です。
それと、PRA-2000の整備をやるつもりでリレーは購入済みです。
今までなら思いついたらすぐ行動に移っていたのですが、腰が重くなかなか次に進めない。
春になったら気分も変わるかな?

参りました2020年07月28日

昨日、オンキョーの株価が41円になり「オモチャなんか作ってる場合か!」と嘆いていたら、本日は一気に63円に爆上げしました。
要因はオンキョー製ストレッチ枕の売り上げが好調なんだそうです。
「枕なんか作ってる場合か!とは言い切れない。そのぐらいの余裕も必要。」ですね。
次々消えていくオーディオメーカーの中でオンキョーは頑張っているとも言えますが、オンキョーじゃなくなるようで少々寂し気もするし、変化していかないと生き残れないし、難しいものです。