AV用スピーカー試聴(3)2016年06月03日

ほとんどの帯域を FE103-Sol が占めているので、爽やかな音で歪感極小。
さらに、+ツイーター & +ウーハー によるワイドレンジ化なので、小口径フルレンジユニット一発によるバックロードホーンやダブルバスレフのようにスピーカーユニットに負荷をかけていないし、マルチウェイのように LCネットワークも入らないので、スピーカーユニット本来の良さがそのまま出ている感じで、イイ仕事(イイ音)してます。

一番驚いたのが、CD「井筒香奈江/時のままに」を聴いた時で、思わず「ほ~!」と声が出た。
この CDはオーディオ雑誌に優秀録音盤として紹介されていた記事を見て購入したもので、購入当初メインシステム(スピーカーは FE138ES-R使用のバックロードホーン)で聴いた時の印象は、このブログにも書いたが「ボーカルの顔の幅が 1mぐらいになり全然リアルじゃない、ガッカリした。」という感じだったが、今回作成したスピーカーで聴くとピンポイントに定位して超リアル、本当にすぐ近くで歌っているかのようで、妖艶な雰囲気に面と向かって聞くのが気恥ずかしくなるような感じさえする。
自分のシステムに問題があるのに、ソフトが悪いと書いていたようで、「まだまだだなぁ」と、反省。
この CDはシリーズ化されており、急に他の CDも聴いてみたくなってきた。

今回作ったスピーカーは、メインシステムのバックロードホーンと比べても、上回っている部分が多いようなので「メインシステムもこの方式のスピーカーにしようか」とムズムズしてきた。
メインシステムのアンプも、AVアンプ(パナソニック SU-XR700)なので環境的には問題は無い。
ただし、低域の迫力や切れはバックロードホーンには負けているので、この辺をどうするか?
頭の中では、構想がグルグル回ってる。