ぬりかべの調整2014年04月14日

エージングが進んだのか取り付け直後よりも良くなってきてはいるが、もう一歩の感じがしないでもないので少し調整してみた。

空気室の容量は計算上約 2Lあるが、スピーカー取り付け穴の抜き板や木っ端などで作った 0.3Lほどの詰め物を入れて相対的に空気室を小さくし、さらに、効果の程は分からないが磁力(駆動力)アップと、多少でも空気室を小さくすることを狙って、スピーカーユニットにキャンセリングマグネットを貼り付けた。
キャンセリングマグネットは、直径6cm 厚さ7mmのドーナッツ形フェライト磁石を使用。
反発する方向に貼り付けて、マグネットがずれないようにホットメルトで固定。
また、空気室に観賞魚用水槽のろ過マット(38cm×12cm×1.5cmぐらい)1枚をスピーカーユニットの後ろ側からスロート部分にかかるように 3つ折りにして入れ、ホーン開口部の斜めになっている面に 10mm厚のニードルフェルトを貼り付けた(押し付けた)。

調整の結果、バックロードホーンらしい抜けやトランジェットの良さは少し抑えらたようだが、低域の量感がやや増してホーン臭さは感じなくなり、フルレンジ+ウーハーのような鳴り方になる。
夜中に音量は控えめで鳴らすので、この方が音の方向性としては用途に合っているように思う。

F特は 300Hz以下は鋭角的にギザギザしたうねりがある特性だったが、調整後は丸みを帯びたなだらかな特性になっている。
キャンセリングマグネットの効果なのか、5kHz~10kHz付近のレベルが少し上がってよりフラットに近づいた。

コメント

_ akanagawa ― 2014年04月15日 19:51

ろ過マットは 吸音材(フェルト)固定兼用ですか?入手し易い素材(吸音材)ですね。
高域のレベルが上がったのは、バックからの音との干渉が減ったからかも。スピーカー2本×2使われているので、片方はウーハー的に使うとかも検討できますね。

_ 306 ― 2014年04月15日 21:59

> ろ過マットは 吸音材(フェルト)固定兼用ですか?
空気室に入れたのはろ過マット1枚だけで、フェルトはホーン開口部に入れてます。
> 高域のレベルが上がったのは、バックからの音との干渉が減ったからかも。
そういうことでも高域のレベルが上がる可能性があるんですね。
> 片方はウーハー的に使うとかも検討できますね。
2個のユニットを並列接続にして片側だけにハイカット用のコイルを入れるとか、直列接続にして片側にハイパス用のコンデンサを入れるとかですよね。
いずれ試してみようと思います。

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