スカイセンサー2012年04月28日

スカイセンサー
ワールドバンドレシーバー ICF-SW7600GR を購入してから海外の日本語放送などを聴いたりしたが、BCLが趣味ではないので「まぁこんなもんかな?」という感じである。

ソニーの社長兼CEOに就任した平井一夫氏が初めて自分で買ったソニー製品はスカイセンサー ICF-5800 だそうである。
スカイセンサーは当時の少年のあこがれだったのではないかと思う。
自分もその例に漏れず ICF-5500 が欲しかったが、結局他社のラジカセを購入したので、スカイセンサーは自分のものにはならなかった。
その名残りがこのカタログである。

洗練されたデザインで、今でも古さを感じさせず十分通用するのではないかと思う。
ICF-SW7600GR と ICF-5500 が並んでいたら、ICF-5500 を買ってしまうんじゃないかと思うほど。
スイッチ類が多いのがお気に入りで、色々操作しながらチューニングしている自分を想像したものである。

スカイセンサーを購入した少年が大きくなり、そのソニーの社長に就任するなんて、夢のある話だし、今後のソニーにも期待できそうだ。

チューナー2012年03月27日

MARANTZ ST-8mkⅡ
以前はチューナーを持っていて、城達也さんがナレーションをしていた時のジェットストリームが好きでよく聴いていた。
その頃使用していたチューナーは MARANTZ ST-8mkⅡで、部屋の電気を消しチューナーの青い文字盤の明かりや、音に反応するオシロスコープの軌跡を眺めながら、ジェットストリームのオープニングを聴くのが好きだった。
現実のゴチャゴチャから解き放たれたれたような開放感というか、一日の終わりにホッと一息ついて落ち着くことができたと思う。
城達也さんがナレーションをしなくなってからはジェットストリームを聴かなくなり、同時に FM をオーディオシステムで聴くことはほとんど無くなってしまった。
ST-8mkⅡは眺めているだけでもホレボレするような名機だと思うが、がたいがデカイので置き場所にも困り、かなり迷ったがこのまま使わないで放置しておくよりは必要とされる所に行ったほうが幸せだろうと思い、ネットオークションに出した。
今でも大切に使われていることを願っている。

最近は、ST-8mkⅡのように存在するだけで満足できるような機能美を持った製品が少なくなってきたように思う。
特に大手メーカーにそのような傾向がある。
生産コストを極限まで抑えしかも数を出せる、という設計思想の元では難しいことなのでしょうが、オーディオ機器とは趣味性の強い製品であってほしいと思うので非常に残念なことです。

チューナーとしてはどう?2012年03月24日

ICF-SW7600GR
ワールドバンドレシーバー ICF-SW7600GR には LINE OUT 端子があるのでアンプの TUNER IN に接続して FMステレオ放送を聴いてみた。

他にチューナーを持っていないので、比較用に LINE OUT が付いている CDラジカセ(SONY ZS-D1)でも FM放送を聴いてみたが、ヒスノイズのような「サーー」っという音が常に付きまとい、オーディオシステムのチューナーとしてはやはりイマイチである。
ICF-SW7600GR はそのようなことはなくノイズを感じさせないクリアな音を聴かせる。
低域の伸びが足りないようにも感じたが、これは送り出し側(放送局)のソースの問題かもしれない。
それ以外は、アナウンサーの声のサ行も自然だしオーディオシステムのチューナーとしても性能的には問題無しだと思う。
ただ、ヘッドホン端子にヘッドホンを接続していないと、LINE OUT からはモノラル信号が出力される、という仕様になっている。
この辺の仕様は、本来オーディオシステムのチューナーとして使用されることは考慮していないのだから、まぁショウガナイです。

ICF-SW7600GR2012年03月22日

ICF-SW7600GR
ソニーのワールドバンドレシーバー ICF-SW7600GR を買った。

大地震発生の確率が上がるなど、最近は大災害がいつ起きても不思議ではない雰囲気がある。
大都市でこのような大災害が発生したら一時的にでもテレビやラジオ放送が中断してしまうこともあるんじゃないか?
もしそうなったらインターネットだってどうなるか分からないし、地方や他国からのラジオ放送で情報を収集するしかない。
だったら電池式のBCLラジオでしょ。
という個人的な思考の結果、BCLが趣味でもないのに買ってしまったわけである。

最近のソニーはソニーイズムを忘れてしまったようだけど、スカイセンサーの頃から高性能ラジオと言えばソニーという思いだったので、迷わずソニーを選択した。
この製品は2001年発売らしいが、その頃はまだソニーイズムが残っていたようで、製品を手にしたとき高性能な機器を入手した喜びのようなものを感じることができた。
「It's a SONY」の面目躍如。
ただ、スカイセンサーのイメージがあるので、もう少しハードなデザインの方が良かったかな。
それにしても息の長い製品だ。(放置プレイか?)

性能的には問題無いので、いざというときは活躍するだろうが、余計な心配だったということになることを願う。