ウーハーのインピーダンス測定2020年03月01日

ウーハーのダクトは聴きながら少し調整しています。
バスレフダクトには呼び径65(内径76.6mm)のTSソケットを使用していますが、入り口側半分に5mm厚、出口側半分に2.5mm厚の発砲ゴムを内側の周囲に巻いた(入れた)ので、内径は約66.6mm~71.6mmになっています。
また、バスレフダクトのガイドは固定用ネジ穴を1段広げたので、完成当初よりは幅が18mm大きくなっています。
で、ウーハーのインパーダンスを測定してみました。
ウーハーなので上の方を測定しても無意味ですので、周波数レンジは10Hz~1,000Hzまでです。
fdは 40Hzになっているようです。
バスレフの場合のインピーダンス曲線は、2つある山は同じぐらいになるのが理想ということらしいですが、山の高さには差があるので理想からはずれているようです。
最低共振周波数が 60Hzとやや高めの FE138ES-Rをウーハーに使っているので仕方が無いと思います。
fdをもう少し高めに設定すれば理想の曲線に近づけるかと思いますが、本来フルレンジでバックロードホーンじゃなきゃ低音は出せないという FE138ES-Rをウーハーに使っているのですから、多少の無茶は承知です。
ですが、聴感的には押出し感があり、音程明快なパワフルな低音が出ているので、狙いは外れていないかと思っています。

メインのインピーダンス測定2020年03月10日

メインスピーカー(MG130HR+T90A-EX)のインピーダンスを測定してみました。
作成当初は完全密閉型でしたが、音が気に入らず裏面に息抜き用に直径30mmの穴をあけてバスレフ型に変更しています。
計算上の fdは 95Hzぐらいになりますが、あまりバスレフダクトとしては機能していないと思います。
インピーダンス曲線(上のグラフ)を見ると 50~60Hzに変なうねりのような曲線が出ていますが、これがバスレフ特有の2つある山の内の下側(低い周波数側)の山だと思います。
山が小さいので上側(高い周波数側)の山に隠れてしまい fdの谷が無くなっているので、穴はバスレフダクトとしては機能していない、ということでしょう。
バスレフダクトとして機能していないとしても妙なインピーダンス曲線になっているので、さらにバスレフの動作を抑えるために丸く切った円柱形のスポンジを穴に軽く詰めて、内部の吸音材も少し増やした。
で、改めてインピーダンスを測定したのが下のグラフで、キレイな密閉型のようなインピーダンス曲線になりました。