P-3000RのDAC2018年11月03日

P-3000Rは、筐体全体の半分程のスペースを占有するような DACを内蔵しており(電源ユニットも含めてですが)、この DACを使わないのは PRA-2000シリーズのフォノを使わないのに匹敵するぐらい勿体ないことのような気がしてきた。
ということで、今は SACDプレーヤー PD-D9との接続はアナログになっているが、デジタル接続にしてみることにした。
残念ながら PD-D9は、SACDのデジタル出力は一切できないので、とりあえず CDだけになります。
それにしても何で SACDプレーヤーは SACDのデジタル音声出力をできないようにしちゃうんでしょうかねぇ。
HDMI端子がある SACD対応の DVD/BDプレーヤーはできるのに。
デジタル音声出力のフォーマット上の限界とか、著作権等の規約上の話とからしいけど、結局 SACDがイマイチ流行っていない要因のひとつだと思うのだが。
まぁ、それはさて置き・・

とここで、同軸デジタルケーブルを持っていないことに気付く。
デジタル接続は試してみたことはあったが、光ケーブルか適当なビデオケーブルで代用していたので、今回はちゃんとした同軸デジタルケーブルを購入しようとネットで検索してみた。
長さは 40~50cm程度あれば間に合うので、短くて高額ではないが品質が良さそうなものを検索してみたが、なかなかマッチするものが無く、結局自作することにした。
いつものようにピンケーブルを作るようなお気軽な気分でいたが、改めて同軸デジタルケーブルについて調べてみたところ、ケーブルのインピーダンスが重要でキッチリ75Ωじゃないといけないらしい。
75Ωのケーブルと言えばアンテナ線ぐらいしか持っていないので、手持ちのマスプロの S4CFBを使ってみることにした。
当たり前のことですが、ケーブルを見ると「75Ω COAXIAL CABLE」と印刷されており、「おお!まさにこれだ!」という感じである。
考えてみれば、アンテナで受信した微弱な信号を何mも先のTVチューナーにキッチリ送り届けることができるんだから、下手なオカルトケーブルを使うより信用できるってもんです。
50cmにカットしたアンテナ線の両端に RCA端子をハンダ付けしたが、ハンダ付けの熱で絶縁体を溶かさないように十分に気を付けながら素早く作業した。

で、自作同軸デジタルケーブルで SACDプレーヤー PD-D9とプリアンプ P-3000Rをつなぎ、CDを聴いてみたら「あらビックリ、イイじゃない」。
アナログ接続の時はやや大人しい感じだった PD-D9の音が、透明度が高くハードな音に変身した。
P-3000Rの DACが良いのとケーブルも少しは貢献してるかと思うが、以前使っていた CDプレーヤー VRDS-25xsを彷彿とさせるような音です。
こりゃもうアナログ接続には戻せない。
こうなると、デジタル出力ができない SACDが残念でならない。

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