バックロードホーン低域調整 22017年04月17日

低域調整用の仕切板を付けて測定してみた。
グラフは上から仕切板の高さが 6cmの場合、8cmの場合、10cmの場合の順。
通常は、20Hz~20kHzの入力信号を120~180秒ぐらいでスイープさせて測定しているが、中高域は不要なので 20Hz~1kHzを120秒でスイープさせて測定した。
結果としては測定上の差はほとんどわからない(差はあるのかもしれないが、いい加減な測定なのでイマイチわからない)。
が、CD の試聴では、低域の質が変わったのがわかる。
ブーミーな感じは抑えられ、押出し感が強くなり、大き目のウーハーを強力にドライブしている感じ(かな?)で、ドスッ!っと来る。
仕切板の高さは 6~8cmが良く、6cmでも違いはわかる。
但し、最大の 10cmにすると、塞ぎ過ぎなのか押出し感は減っておとなしくなるようだ。
量感はそれほど変わらないようなので、「低域の量感調整」と言うよりは「低域の質感調整」と言った方が正しいように思う。
全体的な音調としては、低域の量感は減っていないので、迫力のある低音に対して、中高域が不足している感じで、音場は奥に引っ込む。
やはり部屋の隅ではなくもう少し中央に寄せたいところ。

低域の量感を調整するつもりで仕切板を作ったが、想定外の結果になってしまった。
想定外とは言え非常に興味深い結果で、これが BHBS(バックロードバスレフ)の入り口なのか?

板をL形に組んで開口部に置くだけなので、エンクロージャー本体に穴をあけたり接着したりすることもないし、とりあえず試してみるには面白いと思う。
前面に開口部があるバックロードホーンにも使えるので、事務所に設置している D-1でも試してみようかと思う。

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