長岡鉄男様2012年02月06日

ここまでシステムの紹介をしてきたが、VRDS-25Xs、MOS-FETアンプ、PRA-2000ZR ときたら、そうです長岡鉄男様です。
なんとなくオーディオに興味があり、オーディオ雑誌を買うようになって、気が付いたらすっかりやられていました、長岡教に入信してた。

長岡鉄男様の記事は、非常に魅力的でした。
特に機器の評価は、素材や構造に関する解説、計測データの提示、絶対評価、相対評価、そして考察、などなど、何度でも読み返すことができる深さがあった。
当時のオーディオ雑誌は、買ってから何日間も楽しむことができたし、その後も事あるごとに引っ張り出しては読み返してました。

最近のオーディオ雑誌は、買ってから見るのはせいぜい数時間かな、残念なことです。
時々、こんな評価記事で読者に何を伝えたいの? 何を読み取れと言うの?
よくある10点満点の採点評価なんか、ほとんどが8~9点に集中し、8.5と9.0は何がどう違うんだ? しかも文章だってこんな内容じゃ誤植で記事が入れ替わってても誰も気づかないでしょ、と腹の立つこともある。

自分で様々な機器の聴き比べできるなら、他人の評価を参考にする必要もないと思うが、なかなか困難なこと。
雑誌やネットなどの記事を参考にしたいと思うが、信頼できる評価者がいない、悲しいことです。
なんでもほめる評論家の記事を参考にするくらいなら、ブログ等の一般のマニアの方が信頼できそうな気もする。

自分のシステムが最近停滞している原因の一つがここにあるように思う。
現在保有している機器のほとんどが長岡鉄男様が生前に存在していたもので、長岡鉄男様の評価を受けてきた機器なんです。
今、長岡鉄男様がご存命だったら、最新の機器をどう評価されているか、叶わぬことながら是非読んでみたい。
SACDは? デジタルアンプは? ネットワークプレーヤーは? ハイレゾは?