FE108SS-HPバックロードホーン作成 番外編22022年05月21日

今度は、PARC Audio DCU-F121Aに交換してみました。
マグネットは 2枚重ねで白いメタルコーンにゴールドのセンターキャップという見た目の派手さからくる印象とは違い、音は突っ張ったところは無く歪感の無い素直な音が、サラリと伸びた高音とガツンと来る音では無いが下まで深く伸びる低音がバランスよくマッチしてとても良い音です。
中古品を入手してから初めて鳴らしたので、まだ寝ぼけていて本来のパフォーマンスを出し切れていないのかもしれませんが、悪い音ではありません。
じゃ、なんで FE108SS-HPはあんな音になるの? ん~!? わからん。

FE108SS-HPバックロードホーン作成 延長戦2022年05月23日

ユニットを替えてみて良い音で鳴ったことから、エンクロージャーだけに問題があるわけでは無いことを確認しました。
ユニットと箱との相性はあるのかもしれないが、もう少し粘ってみることにした。
何しろ高価なユニットなので FE108SS-HPを簡単に諦めるわけにはいかない。

で、今度は逆に FE108SS-HPを他の箱に入れた時の音も聴いてみたいと思い、シングルバスレフのエンクロージャーに入れてみました。
当然控えめですが低音は出ないことは無いし、全域に渡り悪い音ではないようだが何かがおかしい。
コーンの動きを何かで抑えられてダイナミックレンジが狭くなっている感じ。
ダンパーが硬い?
となると結局エージング不足ということか?
我が家の場合は普段聴く音量は決して大きくはないので、普通に聴いているだけではあまりエージングは進まない可能性はある。
ということで、WaveGeneで20~80Hzぐらいの信号を適当に切り替えながら長時間高レベルで送ってやり強制的に動かすという荒療治にでました。
コーンがブルブルと激しく振動しているのが見えるが 2つのスピーカーは逆相に接続しているので音としては大きくはありません。
60Hzではバスレフポートの風切り音が結構スゴイ。
これを 3時間ほど連続で行ってからバックロードホーンに戻してみたところ、思わず「ほぅ」と言ってしまうほど音は変わり、厚みが出て普通に聴けるようになってきました。
気長にせっせとエージングしていけば、もしかすると大化けするのかもしれません。
手間のかかるユニットちゃんですが、自分好みに調教しちゃってる感じで愛おしくなってきました。
調教してるんじゃなくて振り回されているだけのような気もするが、少し長い目でお付き合いしてみようと思います。

今(翌日です)、FE108SS-HPバックロードホーンで CDを聴きながらこのブログを入力しておりますが、昨日よりさらにイイ音で鳴っています。

FE108SS-HPバックロードホーンのその後2022年05月30日

低域信号を高レベル(我が家では高レベルでも一般的には中レベルかな)で送り強制的に動かすブルブル作戦は暇を見て実施しておりましたが、急激に音が良くなるということは無くなりエージングは落ち着いてきたようです。
音はクセが一切なく情報量大で正確無比という感じの音です。(感動できる音ではないかも・・)
低音の量感が今一歩欲しい感じもあるので、広がり率を少し広げるかスロートを少し大きくすれば(或は両方)良いかと思いますが、今となってはどうしようもありません。
このあたりは広げ過ぎると今度は音像が膨れたりするので、難しい部分ではあります。

16cmの FE168SS-HPにも興味が湧いてきたので、かるくアウトライン的にバックロードホーンを設計してみたところやはりデカくなるので却下です。
個人的には 13cmぐらいがちょうどよいのですが、FOSTEXはもう13cmユニットは出さないのでしょうか?
純マグネシウム振動板と同様に 13cmユニットも FOSTEXには是非再販してほしいユニットなんだけどなぁ。