Bluetooth対応スピーカー作成(1)2016年02月13日

以前、スプラッシュに取り付けたがダッシュボードの熱でケースが変形してしまい失敗に終わった CREATIVE D80 だが、ケースは捨ててしまったが中身(電源トランス、基板、スピーカーユニット、スイッチパネル)だけ保管しておいた。
このままじゃもったいないので、これらの部品を使って Bluetooth対応スピーカーを作ることにした。
箱を一から作るのは面倒なので何かを流用して作ろうとネットを検索したら木製のティッシュペーパーケースが良さそうな感じだったので購入してみた。
枠の木は厚さ7mmぐらいでまぁまぁだが、底板は薄くおそらく厚さ3mmぐらいの合板だと思われる。
強度的にイマイチだが今回は遊び的なスピーカーなのでこのまま進めることに。
もしかすると箱鳴りが良い味を出すかもしれないし・・

Bluetooth対応スピーカー作成(2)2016年02月15日

CREATIVE D80 に付いていたスピーカーユニットは他に使うあてがあるので、今回は東京コーン紙製作所の F77G98-6 を使う。
ソフトタッチだが意外に周波数レンジが広く低音から高音までバランスが良い侮れないユニットだと思う。
ティッシュペーパーケース1個に左右のスピーカーユニットを取り付ける一体型のバスレフ型とする。
ケースはそのままだと強度的に多少不安なので少しだけ木片を接着して補強した。
バッフル板は厚さ 4mmのシナ合板を使用し、バッフルに基板とバスレフダクトを付ける予定。

Bluetooth対応スピーカー作成(3)2016年02月17日

ケース内の底に電源トランスを取り付け、バッフル板にスピーカーユニットと基板を取り付けた。
バッフルに直径20mmのダクト用の穴をあけてあるので、ここに呼び径20mmの塩ビパイプの継手を取り付けてダクトとする。









Bluetooth対応スピーカー作成(4)2016年02月20日

バッフル板を借り止めして周波数特性を測ってみた。
グラフは上から
1.ダクトの穴を塞いで密閉にした場合。
2.ダクトの穴のみの場合。
  ダクト長4mmとすると計算上の共振周波数は約210Hzになる。
3.長さ約5cmの塩ビパイプ継ぎ手を取り付けた場合。
  計算上の共振周波数は約90Hzになる。
(50Hz以下が上昇しているのはノイズです)
特性的には3番目が良さそうだし、聴感的にも一番イイ感じ。

Bluetooth対応スピーカー作成(5)2016年02月22日

という事で、ダクトには長さ約5cmのパイプを両面テープとホットメルトで固定し、底板にかるく吸音材(10mm厚のニードルフェルト)を入れた。
周波数測定時にバッフルを触ってみたら結構振動していたので、どれほどの効果があるのかわからないが木片を接着して補強した。
バッフル板にオレンジ色のジャージ布を貼り付けて、スイッチパネルを両面テープで貼り付けて完成。
なかなかカッコイイ。
iPhoneからBluetoothで検索すると CREATIVE D80 が検出され接続完了。
それなりに低音の量感もあって小型スピーカーにありがちなシャカシャカしたチープな感じも抑えられている。
スピーカーユニット(F77G98-6)のおかげでもあるが、適度なハコ鳴りが良かったのかもしれない。