保護ネット(その2)2013年11月05日

D-1 用の保護ネットを作ったときと同じプラスチック(ビニール?)製の網を利用して保護ネットを作った。
保護ネットの木枠は音への影響をできるだけ少なくしたいと思い 10mm厚にした。
ただ、このままフラットに網を張ると網がスピーカーユニットのフレームに接触してしまう恐れがあるので、網自体を前側にラウンドすように取り付けた。
保護ネットの固定には専用のグリルホルダーを使いたかったが、結構大きな穴をあける必要があるようなので断念。
ならばバッフルに鬼目ナットを埋め込んで・・・とも思ったが、面倒だし保護ネットは何度も付けたり外したりしないだろうと判断し、単純に木ネジ止めにした。

そして保護ネットをそのまま取り付けるのではなく、バッフル面に 2mm厚のフェルトを被せて(接着はしない)、保護ネットの枠で挟むように固定した。
これで保護ネットの枠が振動したとしてもビリツキを抑えられるだろうし、さらにバッフル面での音の反射を抑える効果を期待してのことだが、元々バッフルの面積は小さいので効果の方は怪しく、実際に聴いても定位が向上したなどの変化は感じられなかった。

見た目は少々格好悪くなったような感じ。
だから保護ネットは嫌いなのだが、フェルトの色がイマイチだったかな?

保護ネット(その1)2013年11月01日

すっかりお気に入りになってしまったバックロードホーンだが「スピーカーユニットが壊れたらどうしよう」という新たな心配事がでてきた。
FE138ES-R は限定品だし、しかも 13cmというサイズは標準品にも無いので、代替ができるユニットも無い。
もし、壊れたらメーカーで修理できるのだろうか?
FE138ES-R2 でも出してくれればイイがそんな噂も無いようだし、出たとしてもかなり高額になりそうなので、今のユニットを大切に使うことを考えたほうが良さそう。
大切に使うと言っても、ボリュームを絞って聴くとか、鳴らす時間を減らすなんていうのは本末転倒。
普通に鳴らしていてエッジやダンパーが劣化したり断線するのは諦めるしかないので、問題は外的要因による破損。
以前、FE88ES のセンターキャップを知らない間に凹ませてしまった経験があり、注意していても何があるか分からない。
FE138ES-R のセンターキャップの素材はマグネシウムなのだが、凹む程度ならまだイイが割れちゃったら大変。

ということで、保護ネットを作ることにした。
ネットは無い方が好みなのだが、そんなことは言ってられない。
どうせ作るなら、一工夫してみようと思う。

おつかれさまでした2013年10月27日

今までメインスピーカーだった FE88ES を使用した後面開放型のスピーカーだが、新しいバックロードホーンが完成してからはほとんど聴かなくなってしまった。
ジャンルや気分(?)によって切替えて聴こうかなとも思っていたが、結局バックロードホーンで聴いてしまうことになる。
後面開放型の音も悪くはないが淡白な感じで、バックロードホーンのリアリティーのある音にはかなわない。
ということで、使っていないスピーカーを部屋に並べるのは趣味ではないので、撤去することにした。
ユニットは取り外して保管し、箱は廃棄。
サブウーハー(SW-168)は、手放すにはもったいないので、とりあえず部屋の隅に移動。

バイワイヤーにしてみたが2013年10月20日

ツイーターの端子台を作ったので、SU-XR700 の設定をバイワイヤーモードに設定しスピーカーケーブルもバイワイヤー接続にした。
ところが、肝心の音の方は厚みが減って薄くなってしまったような感じ。

SU-XR700 は 2chステレオの場合はトリプルアンプモードでの動作が可能で、3つのアンプを使って片chを駆動することができる。
これが、今まで聴いていた動作モード。
で、バイワイヤーモードにすると低域用と高域用の各スピーカーをダブルアンプとシングルアンプに分けて駆動することになる。
すると、低域と高域の相互干渉が無くなり、さらに、低域と高域間のレベルをアンプの設定で調整できるようになるので、アッテネーター等によるレベル調整に比べると音質の劣化は抑えられる。
と、メリットだらけのようだが音は上記のようにイマイチになってしまった。
勝手な想像だが、3つのアンプで強力に駆動していたものが、2つと 1つに分かれたことで個々の駆動力が低下してしまい音が薄くなってしまったのではないか?

しばらく聴いていたがどうもヨロシクナイので、端子台はそのままでアンプの設定とスピーカーケーブルは元に戻した。

ツイーター端子台(その2)2013年10月15日

アクリル板の下側に2つの溝を切っていたが、ここをツイーターのプラスとマイナスの両端子にはめ込み端子のネジを締めて端子台を固定する。
あとは結線するだけ。
今回は逆相接続。
コンデンサーに付けたバナナプラグをツイーターのマイナス端子に差込む。
アンプからのスピーカーケーブルのプラス側(バナナプラグ付)を端子台に取り付けたターミナルに差し込み、マイナス側(バナナプラグ付)をツイーターのプラス端子に差し込めばOK。
これで、「アンプのプラス側のスピーカー出力 → 端子台に付けたターミナル → コンデンサー → ツイーターのマイナス端子」、「アンプのマイナス側のスピーカー出力 → ツイーターのプラス端子」と接続される。

簡単な構造だけど、なかなか機能的だと思う。

ツイーター端子台(その1)2013年10月13日

ツイーターはバックロードホーンの端子からローカット用のコンデンサーを経由して接続しており、コンデンサーもスピーカーケーブルに直接半田付けして転がしているだけなので、コンデンサーを固定できるような端子台を作りバイワイヤーにしたいと思う。

で、アクリル板から写真のような板を切り出した。
これにスピーカーターミナル1個を取り付け、さらに、ローカット用のコンデンサーを固定して、リード線の一方を取り付けたスピーカーターミナルに接続し、もう一方にバナナプラグを取り付けた。
これで、ツイーター用の端子台は完成。


仕上げ2013年10月09日

このままだと仕上げしないままになってしまいそうなので、重い腰を上げて仕上げした。
湿気や汚れを防ぐことができて、少々見た目が良くなればイイだけなので、仕上げと言ってもあまり手をかけずニスを塗る程度。
写真だとあまり変わっていないように見えるが、サンディングシーラーを2回につや消しクリアニスを3回塗ったので、表面はツルツルでイイ感じに仕上がった。

ホーンの調整をするかもしれないので底板は木ネジで仮止めしていたが、調整の必要も無いのでこの機会に接着した。
また、スワンやモアのような本体中央にオモリを入れるスペースは無いが、前後の重量バランスが取れるように後ろ側に TGメタルをはめ込むことができるようにしていたので、FP-02を2個はめ込んだ。

ユニットの取り付けは、丸一日以上は置いて塗装が完全に乾いてからになるので、鳴らすのはもう少し我慢。

バックロードホーン、イイね2013年10月03日

FE138ES-R を使ったバックロードホーンが完成してから3週間ほど経過し、少ない日は30分、多い日は数時間、ほぼ毎日聴いてきた。
無理に毎日聴いていたわけではなく音は日々向上しておりもっと聴きたいという毎日。
周波数レンジ、音質、キレ、定位、音場表現などなど、全ての点で今まで作ったスピーカーの中でナンバーワンだと思う。
まぁ、使用しているスピーカーユニットの価格だけをみても、当たり前と言えば当たり前だけど。
それに、今まで作ったスピーカーの数は 10台程度だし、FE138ES-R を使った他のスピーカー(ターキーやネッシーミッドなど)も聴いたことが無いので、ナンバーワンと言っても比較対象が少ないのだが、個人的には大満足。

スワン系全般に言えることだと思うが、ワンポイントペアマイクによる優秀録音ソースとの相性は抜群。
石田善之様録音のゼロ戦、SL、オーディオ誌付録の生禄 CD は好きでたまに聴くのだが、今までのスピーカーでもイイ音だと思って聴いていたが、今回作成したバックロードホーンで聴くと生々しい存在感のある音に圧倒されてしまう。

スピーカーについては文句なし。
唯一の難点はあまり音量を上げられないこと。(悲)

滑り止めマット2013年09月27日

ツイーター(FOSTEX T90A-EX)に付属している台は少々頼りないので TGメタルを使ってツイーターの台を作った。
作ったと言っても TGメタル FG-02 の中央の切れ目(?)の部分から半分に切って置いただけだが。
それでも一応工夫はしており、TGメタルはツイーターの底が少しだけ浮くような位置に置いていて、TGメタルの下には 100円ショップで売られている網状の滑り止めマットを敷いてずれないようにしている。
これでガタも無く強固に固定でき、しかも余計な振動も伝わらない台になる(と思っている)。

滑り止めマットは100円ショップで売られているペナペナの物が一番イイ。
ホームセンターなどで売られている質の良いものは厚さがあるため、弾力性があってオーディオ的にはあまりヨロシクナイ。
ペナペナのやつの方がペタンコに潰れてくれるので、大変ヨロシイ。

オーディオラック内の各段に御影石のオーディオボードを置いているが、これにも同じ滑り止めマットを敷いている。
オーディオボードはかなり正確な平面だと思うが、オーディオラック側は自作なのでどうしても多少のユガミがあるため、単純にオーディオボードボードを置いただけだとわずかな隙間があいてしまい、ボードを叩くとコンコン響く部分が出てくる。
が、滑り止めマットを敷くとオーディオラックとオーディオボードが一体化してボードを叩いてもコツコツ言うだけで音が響くことは無くなる。

100円ショップの滑り止めペナペナマットはちょっと使えるアクセサリーだと思う。

吸音材2013年09月23日

今回作成したバックロードホーンには吸音材は一切入れていないがホーン臭いとか歪っぽいとかは全然感じていないので吸音材は不要かなと思っているが、とりあえずどんなもんか空気室に吸音材を入れてみた。
後面に 10mm厚のニードルフェルトを入れて、左右と上面に 2mm厚のフェルト(手芸屋で売っているわりと固めのフェルト)を入れた。
音は聴感的には少し中域が凹んで低域がゆったりした感じになったように思う。

一応周波数特性も測った。
グラフは上から、
1.吸音材を入れる前
2.吸音材を入れた後

グラフは聴いた感じと合っているような気もするが、変化が少ないのでよくわからない。
吸音材の量を減らしたりしてみたが、結局吸音材は入れない方がイイと判断し、全て取り外した。