PRA-2000ZR 修理(その2)2013年12月01日

とりあえずテスターで測って判断できる部分といえば電源ぐらいなので、電源基板の出力電圧を測ってみたら +75Vと書かれているポイントで +69.6V、-75Vのポイントで -68.2V。
ちょっと低いような感じ?
で、電源基板に付いているでかいトランジスターの増幅率(hfe)を測ってみたら、2SA1490 が 126 で、2SC3854 が 13。
2SC3854 は壊れているのかしら?

既に生産終了になっているトランジスターだが、代替を調べてみたら 2SA1940 と 2SC5197 が使えるようなので購入して交換してみたところ +75Vのポイントが +68.5Vで -75Vのポイントが -69.4Vになった。
仕様上(?)は±75Vなのに 70V弱しか出ていないのでおかしいように思うが、ネットで調べてみると実測値ではこのぐらいのようだ。

結局、良くなったのか悪くなったのかよくわからないが、まぁいいか。

PRA-2000ZR 修理(その3)2013年12月03日

この状態(ウッドケースから出した状態)でとりあえず鳴らしてみた。
プロテクトも正常に解除するし、PRE OUT からの DC漏れも無く、電源投入時の「ボッ!」と言う音もしなくなった。
直ったのか、たまたま調子がいいだけなのかは不明。
まだシステムにつなぐのは怖いので、パソコン用のアンプ付スピーカーにつないで長時間動作テストを実施。

PRA-2000ZR 修理(その4)2013年12月08日

1日数時間、3日間ほど電源を入れておいたが問題なさそうな感じ。

基板を外したときに気付いたのだが、RCAジャックのネジ穴部分にひび割れが発生している箇所があったので、修理ついでに RCAジャックを全部取り外してエポキシ接着剤で補強。
この RCAジャックだが、プラス側は RCAプラグに接触する金具が直接基板に半田付けされているが、マイナス側は RCAプラグに接触する金具と基板に半田付けされる金具の2つの部品で構成されており中間に接点が存在していることになる。
この接点部分は古くなってくると接触不良などの問題が出てくるように思うが、RCAジャック内に隠れていて見ることや磨くことはできない。
なので、接点をパスするようにリード線を介して二つの金具を半田付けした。

PRA-2000ZR 修理(その5)2013年12月11日

オリジナルの電源ケーブルは 2m以上あり長すぎて使い勝手が悪いので新品のケーブル(VCTFK 2sq)に交換し長さは 80cmに縮めた。
コンセントプラグはパナソニック電工の 3Pプラグ WF5015 を使用。
ついでに内部の電源まわりの線も交換。

アンプ本体はウッドケースに入れない方が放熱にもよさそうだし、またトラブるかもしれないので当面はケースには入れず裸のまま使うことにした。
脚は以前からタオック TITE-26R に交換していたが、ウッドケースから外し直接シャーシにネジ止めした。

音は極わずかだがさらに細かい音が出るようになったように感じたが、トラブルから復旧して(?)気分が良くそう感じただけなのかもしれない。

GT-2000のアーム交換(その1)2013年12月16日

レコードプレーヤーには YAMAHA GT-2000 を使用しているがアームは標準のままだった。
PRA-2000ZR がトラブルから復旧して音が良くなったような感じなので、ここは調子に乗って「もっとイイ音を」と考えてピュアストレートアーム YSA-2 に交換しようと思う。
YSA-2 は発売当初に購入したが、音は標準アームに比べてそれほど良くなったとは感じることができず、針先のクリーニングはやりにくいしカートリッジ交換も容易にできなくなってしまうので、標準アームに戻してしまっていた。
おそらく当時の耳とシステムでは SYA-2 の良さがわからなかったのだと思う。
今となっては CD中心だし頻繁にカートリッジを交換することもしないので YSA-2でも問題ないと思うし、それよりも音が良くなるほうがイイ。

で、現状の YSA-2 だが、ベース部分のいたるところにヒビが入っている。
乱暴に扱ったら壊れてしまいそうで不安なので、これ以上悪化しないようにヒビに接着剤(アロンアルファ)を染み込ませた。
アーム自体にはヒビは無く、アームの動きやリフターの動作には問題ないようだ。

GT-2000のアーム交換(その2)2013年12月19日

数年前、YSA-2 の内部配線の皮膜が硬くなってアームの動きに支障が出てきたので、オヤイデから購入した細い銀線(名称や型番は忘れた)に交換していた。
今回はフォノケーブルを交換した。
フォノケーブルには、シールド線に 2芯 1.25sq OFCケーブルを通してさらに収縮チューブを被せた自作ケーブルを使用。
シールド線は TV用のアンテナ線(5C2V)を剥いて取り出したもので、OFCケーブルはホームセンターのカー用品売り場などに普通に売っているもの。
もう少し太いケーブルを使ったりもするがアンプや CDプレーヤー用のピンケーブルにも使用しており、妙なクセもなく安く作れるので気に入っている。

GT-2000のアーム交換(その3)2013年12月21日

カートリッジは AT33PTG。
アームを YSA-2 に交換して音はどうなったか。
中高域の変な響きが無くなりきめが細かくなった。
その影響なのか定位もより焦点が小さく明確になったように思う。

この「中高域の変な響き」は今回アームを交換したことで気が付いたことだが、標準アーム固有の音だったようだ。
そう言えば、アームリフターのレバーを操作すると指で触った感触がそのままスピーカーから音として鳴っていたので、標準アームはベース回りが鳴きやすいのかもしれない。

AU-α607MOS Limited 調整2013年12月25日

DC漏れを起こしシステムから外していた AU-α607MOS Limited だが、アンプ修理のプロの方から調整方法を教えてもらったのでトライしてみた。
スピーカー端子にテスターを当てて DC電圧を見ながら基板上の可変抵抗を回して調整するのだが、加減がわからず回しすぎたようで突然プロテクトが働いてしまい驚いた。
プロテクトが働くと出力が遮断されてしまうのでスピーカー端子での電圧測定はできなくなり、基板上の測定ポイントにテスターを当てて再調整することになる。
少々面倒なことになったが、まぁなんとかなりました。
結果、許容範囲内に調整することができ、メデタシメデタシ。

アンプ交換2013年12月26日

AU-α607MOS Limited の調整ができたので、アンプを交換した。
SU-XR700 もなかなかイイ音なので交換するかどうか非常に迷った。
SU-XR700 の魅力は力のある低域と全域に渡りカチッとした高解像度な音。
AU-α607MOS Limited の魅力は爽やかに伸びきった音だが、低域は SU-XR700 に比べると少々ゆるい。
SU-XR700 は AVシステムにも使うことができるし、AU-α607MOS Limited を使わないのはモッタイナイという判断。

PRA-2000ZR は今の所は調子イイがいつ調子を崩すかわからずプリアンプとして使うのは怖いので、引き続きフォノアンプとして使う。
PRA-2000ZR の REC OUT を AU-α607MOS Limited の LINE DIRECT で受けることにして、CD は CD DIRECT で受けるように接続した。

アンプ交換してみたが2013年12月28日

アンプを SU-XR700 から AU-α607MOS Limited に交換したのだがどうもヨロシクナイ。
低域の押し出し感と全体的な解像度が後退した感じ。
それと、高域は爽やかに伸びてはいるのだが女性ボーカルのサ行がややきつくなり、人工的に味付けしたエコーのような響きをわずかに感じる。
良く言えば「味」「艶」「カラー」ってやつなのかもしれないし、以前はそれをイイと感じていたのだと思う。
が、SU-XR700 に交換してから約半年間聴き続けてきて、エージングが進んだのと聴きなれた影響もあるのかもしれないが、今は SU-XR700 の方がイイと思える。
このような比較は意味が無いのかもしれないが、価格と体積は約半分、重さに至っては1/4しかないことを考えるとやはり SU-XR700 はスゴイと思う。