GSV8改修 12019年04月01日

FOSTEX GSV8は、30年以上前に秋葉原で購入したものだが、何となく愛着があって今でもパソコン用のスピーカーに使用している。
元々付いていたユニットはだいぶくたびれていたので 2年半ほど前に VISATON製 FRS8M に交換している。
この時、ネジ穴が微妙に合わなかったが木ネジを無理やりネジ込んだので、ネジ穴が広がってしまいゆるくなった箇所がある。
ということで、改修してみることにした。

で、とりあえず分解してみました。
スピーカー保護用のネットはブチルゴムで張り付けられており、ネットを外す時にブチルゴムがビロ~~ンと伸びて周囲に付着してベタベタになってしまうことがある。
ブチルゴムではなくネジで固定するように変更した方が良さそうです。
バッフル面に発泡ゴムが張り付けられているが、四隅がブチルゴムでベタベタになっており劣化もしているので、これは破棄です。
ユニット取り付け用のネジ穴はだいぶ広がっていて、使用している木(MDF?)の材質があまりよくないようで、ネジ穴周辺はボロボロ。
これじゃ木ネジはしっかり締まらないと思う。

GSV8改修 22019年04月04日

ブチルゴムのベタベタはシンナーで拭き取ることができた。
ネジ穴は一旦木ダボで埋めて、改めて穴をあけて鬼目ナットを埋め込んだ。
ネジ穴のスパン(対角線)は 85mmにした。
図面上では FRS8Mのネジ穴のスパンは 84mmになっているが、ネジ穴は少し楕円になっているので、85mmでも問題無い。
85mmにすることで、Tangband や FOSTEX などの 多くの 8cmユニットにも適合するようになる。
バッフル面の四隅にもスピーカー保護ネット固定用に鬼目ナットを埋め込んだ。

スピーカー取り付け用の穴は、FE83/87用に 73φぐらいになっており、他のユニットも取り付けることを考慮すると少し広げたいところ。
単純に穴を広げるとネジ穴との間隔が非常に狭くなるので加工が難しくなり、材質が良くないこともあって、割れる可能性もある。
なので、箱自体の穴はそのままとして、サブバッフルを作ります。

GSV8改修 32019年04月07日

5.5mm厚のMDF材でサブバッフルを作りました。
スピーカー取り付け用の穴は 77φにしたので、Tangband などのユニットでも取り付け可能です。
シルバーのラッカーで塗装し、片面にはネイビーメタリックのカッティングシートを貼った。
サブバッフルはバッフル面には接着せず、8本ネジ(スピーカーユニット取り付け用のネジと保護用ネット固定用のネジ)で固定するので取り外しでき、リバーシブルで使えます。
それから、保護ネットの四隅にネジを通す穴をあけて、バッフルと保護ネットの間に高さ10mmの樹脂製スペーサーを入れてネジで固定するようにした。

GSV8改修 42019年04月09日

一応、完成しました。
サブバッフルは、写真の左側がシルバーの面を表にした場合で、右側がネイビーメタリックの面を表にした場合です。
シルバーだと少々チープな感じになるようなので、ネイビーメタリックの方が良さそう。
ただ、ネット越しだとネイビーメタリックの微妙な色合いが分りにくくなるのが残念です。
保護ネットを固定するネジは、ステンレスのスクリューキャップにしたので、ちょっと高級感が出てイイ感じです。
見た目はだいぶ良くなりましたが、音の方は良くなったなどの変化は特に無いようです。
ユニットを交換してみたい気分になっています。

新スピーカーの板購入2019年04月15日

中高域用のユニットに MG850、低域用のユニットに FE208ESを使用する、新しいスピーカーボックス用の板を購入しました。
制作を始めるのはもう少し先になりますが、GW近くになると板のカットサービス業者への発注量が増えて納期がかかるようになってしまうので、早めに発注しました。
15mm厚 3×6シナ合板が 1+1/3枚で スピーカーボックス2台分になります。

もう一工夫2019年04月21日

MG850とFE208ESで新しく作る予定のスピーカーボックスは、ほぼ「FE208ESをウーハーに 4」に載せたイメージ図の通りですが、もう一工夫している部分があり、FE208ESのマグネット部分を後ろ側から押さえ付ける仕組みを追加しました。

FE208ESのマグネットは超巨大なので、これ以上のデッドマスは不要だと思うが、後ろ側から押さえ付けることで、振動の抑止や反発力を抑える効果はあるのではないかと思う。

図の上側は上から見た図で、下側は横から見た図になります。

緑色の部分が前後にスライドするようになっていて、スピーカーユニットのマグネット部分を後ろ側から押さえ付けるような位置にネジで固定します。

そして、マグネット部分と接触する面には、発砲ゴムなどを挟んで少しテンションをかけるようにしようかと考えています。