KP-1100のアームをGT-2000へ 62017年09月02日

次は、GT-2000のアーム取り付け用の穴を広げる加工だが、プレーヤーに過度な振動などの負荷を与えないようにしたい。
トリマーでの加工も考えたが、失敗のリスクなども考慮して、ドリルで加工することに。
不要となったシナ合板で作ったプロトタイプのアームベースを利用して、写真のようなドリルのキリ(ボアビット)用のガイドを作った。
このガイドを GT-2000のアーム取付用のネジで固定して、ドリルでガリガリッと切り進めるだけなので、ズレる心配は無いし失敗の要素は極めて少ないと考えた。
加工に際しては、ターンテーブルの軸や内部の基盤に削りカスが入らないように養生してから行った。
初めは慎重にと思い、ドリルの回転数を低速にしたのが悪かったようで、切り始めの部分で少し欠けてしまった。
途中から高速に切り替えたらその後はスムーズに切り進んだので、初めから高速にしておけばよかったのかも。
で、ほぼ思い通りに穴を広げることができ、削った部分には黒のラッカーを塗り作業完了。

KP-1100のアームをGT-2000へ 72017年09月03日

ケーブルはビデオデッキ購入時に付いてくる 3ピンのおまけケーブルのままだが、アームを取り付けてみた。
スケールでターンテーブルの軸とアームの軸の間隔を測ってみたところ、ほぼ 230mmあった。
KP-1100のアームの実行長は245mm、オーバーハングが15mmなので、230mmで設計通り(理論通り)となる。
で、オーバーハングゲージで測定してみたところ、外周・内周とも水平になることを確認した。

写真だと分りにくいが、またしても完成を急いでしまったようで仕上げが悪く、手作り感が見えてしまい見た目は少々イマイチの結果に。
やはり、木ではなく、金属(鉄やアルミなど)で作り直したい。

それと、ついでにアーム内部の配線を交換したく、アーム先端のヘッドシェル取付用のソケット部分を外そうと、固定用のネジを外してみたのだが、接着されているのか外すことができなかった。
叩いたり力を入れ過ぎてアーム自体を壊したら元も子もないので、適当なところであきらめたが、配線を交換できなかったのが心残りである。
何か外し方があるのかしら?

KP-1100のアームをGT-2000へ 82017年09月04日

さっそく試聴してみた。
音は YSA-2に比べるとだいぶ大人しくなった感じ、というか情報量が減ったような。
ケーブルをもっとましなものに替えれば改善されると思うが・・・
ユニバーサルタイプのトーンアームに換えたことで、カートリッジのクリーニングがやりやすくなったし、カートリッジの交換も容易に楽しめるようになるのでメリットは大きいが、音がこのままだったらダメです。

KP-1100のアームをGT-2000へ 92017年09月06日

フォノケーブルを、0.75sqのOFCスピーカーケーブルに TVアンテナ用同軸ケーブル(3C2V)から取ったシールド線(網線)を被せてさらに収縮チューブを被せた自作ケーブルに交換した。
すると音は激変!
切れが出て、帯域が広がり、音量まで上がった感じ。
YSA-2に比べても定位が良くなったように思う。
プラシーボ効果もあるかと思うので、過剰に褒めるのはこの辺で止めるが、それにしてもここまで音が変わるとは思わなかった。
ケーブル交換前はあまりにも音が悪かったので、アームの交換自体が失敗だったかと不安になっていたが、安心した。
ここまでくると、アーム内の線も交換したいが、アームの先端が外れないことにはどうにもならない。
少々残念だがアーム交換は成功ということで、とりあえず終了。

恐山・銅之剣舞2017年09月10日

今更という感じがしないでもないが、個人的には大変お気に入りのレコード「芸能山城組/恐山・銅之剣舞」です。

十分に整ったオーディオ環境で大音量再生したときの「恐山」は、魂が揺さぶられるほどの超弩級の凄みがあり、特に長岡バックロードホーンとの相性は抜群だと思う。
中途半端なオーディオ環境と音量では、このレコードの本当の凄さはわからないのではないかと思う。
残念ながら我が家では大音量再生は無理で、「恐山」の真価を発揮させることはできない。

B面の「銅之剣舞」の方は、オーディオ環境への要求は「恐山」ほど高くはなく、我が家でもまぁ楽しむことができる。
それでも、ある程度の音量にすると隣近所に聞こえてしまうと思うが、「あの家の人大丈夫か?」と疑われそうな内容ではある。
舞台の様子が眼前に広がって、人がリアルに動き回り、剣のぶつかり合う音が切れ込む。
後半に人が集団で迫ってくるようなシーンがあるが、その迫力に心臓が高鳴るほど。

トーンアームを交換したこともあり、久しぶりに聴いてみたが、なかなかのもんです。
いつも思うことだが、もっとでかい音で聴きたいもんだ。