新スピーカー試作 42019年02月17日

MG130HRは、歪感の無い滑らかで瑞々しい音を聴かせてくれます。
FE208ESも解像度が高いスバラシイ音を聴かせてくれるが、MG130HRの中高域は絶品で大げさに言えば次元が違うような感じがする。
特に違いが分かりやすいのはピアノやギターなどの弦楽器(ピアノも弦楽器?)の音で、リアルな美しい響きを聴かせる。
ツイーターの T90A-EXは、Sol以前のFE系フルレンジに使用するとややおとなしい感じに聴こえてしまうことがあるが、MG130HRとは音色が一致するようでつながりが良い。
そして、ウーハーに起用した FE138ES-Rだが、音程明快で力強い低音をゴリゴリ出してくる。
FW208Nを使ったメインスピーカーよりパワフルです。
FW208Nが劣っているということではなく、今の箱は FW208Nとのマッチングがイマイチの状態になっており、本当はダクトの調整をしたいのだが、そのためにはスタンド兼ダクト部分を作り直す必要があって、面倒でさぼっているだけです。
なので、調整できた箱で鳴らした場合は、評価は逆転するかもしれないし、この辺はわからない。
「どちらのユニットが上か下か」と言うことではなく、強力な駆動力と剛性が高い振動板を持つ FE138ES-Rは、高い低音再生能力を持っているということは言えると思う。
諸々の要素の上に成り立っていることだとは思うので、単純に一つの要素だけの比較で断定することはできないが、FW208Nと FE138ES-Rのマグネット重量はほぼ同じ1,400g強、片やアルニコマグネットで、いかに FE138ES-Rの駆動力が凄いことか想像できると思う。
「中高域のクセがスゴイ!」ということで、手放してしまうには勿体ないユニットだと思う。
但し、普通に鳴らすと中高域が張り出してしまうので、何らかの方法で音質を劣化させず中高域をシャープにカットできれば、という前提です。
それと、一般的な家で鳴らすレベルであれば全然問題無いと思うが、あくまでも小口径(中口径?)フルレンジユニットをウーハーにするのだから大音量再生は厳しいかもしれない。

図は、システム全体を含めたスピーカーの接続イメージです。