ファン音の対策2018年10月02日

PX3は電源を入れると常時 2つのファンが回っており、それなりの風切り音を出すので、音楽が鳴っているときはあまり気にならないが、曲間や無音に近いときは気になる。
アンプの設定にホームオーディオモードみたいなのがあって、ファンの回転数を落としてくれればイイのですが、そのような都合が良いモードは無い。
長時間電源を入れていても筐体はそれほど熱くはならないし、本来の PAとしての使用ならこのような改造は NGでしょうが、小音量でしか聞くことができない我が家では、ファンの回転数を多少落としても問題はないと思う(技術的な根拠はありません)。
ということで、ファンの電源ラインに抵抗を入れて回転数を落とすことにした。

ベストな抵抗値を算出できればいいのだが、そこまでの知識は無いのでおおよその見当を付けて、47Ω、33Ω、22Ωの 3種類の抵抗を購入してみた。
容量は 2Wでも大丈夫だと思ったが、焼けたりしたらイヤなので、余裕を見て 3Wにした。
で、抵抗を取っ替え引っ替えやってみた。
47Ωだと止まりそうなぐらいのかなりゆっくりした回転になり、33Ωは弱弱しく回る感じ。
22Ωは少し回転が落ちて無難な感じだったので、22Ωに決定。
ファンの電源はアンプ内部の基板に付いている 3Pのソケットにつながれているので(抜け防止の金具が付いている辺りは PA用アンプとして手抜きが無い)、抵抗の両端に同じ形状のソケットとプラグを付けて、これをファンのプラグと基板のソケットの間に挿入した。
これで、線を切ったりすることも無く、抵抗を入れることができるし、簡単に元の状態に戻すことができる。

アンプをラックに収めて電源を入れてみたが、視聴位置ではかなり静かになった。
エアコンが設定温度に達し、極静かにファンが回っているような感じです。

プリアンプ P-3000R入手2018年10月28日

ONKYOのプリアンプ P-3000Rの中古品を購入した。
FE208ESに入れているレベル調整用の抵抗を外したくて色々調べていたら、プリアンプ P-3000Rのプリアウトはバイアンプ用に 2系統あり、Hi/Lowのレベル調整ができるようになっている。
「これならレベル調整用の抵抗を外すことができるなぁ」と、数日間 P-3000Rのことが頭の中から離れずにいたところ、ネットで中古品を見つけてしまった。
最近、アンプを続けて購入しているので自分としても「ちょっと散財が過ぎるぞ」と気にしていて、天使さんと悪魔君が葛藤しておりましたが、悪魔君の囁きに負けてしまったわけです。
ネットオークションやネットショップの中古品販売は個人的には大変助かっているのですが、何台購入してもオーディオメーカーには一銭も入らないわけで、この辺りも老舗オーディオメーカーが苦しんでいる要因になっているのではないかと思うと、少々申し訳ないという気持ちも沸いてきます。
ですが、物欲とお財布のバランスや、現行品よりも良いと思う旧製品が多いと、なかなか新品購入には至らなくなってしまうのです。

P-3000R試聴2018年10月30日

さっそく P-3000Rをシステムにつないで試聴してみました。
P-3000Rのプリアウト1を A-1VL(FE208ES+JA0506Ⅱ)に接続し、プリアウト2を PX3(FW208N)に接続した。
レベル調整用に入れていた抵抗は外してあります。
初めは当然のことですが低域が不足しておりましたが、P-3000Rのバイアンプレベル設定で Low側に3目盛ほど調整したところであっけなく低域不足は解消しバランスが取れました。
「たったこれだけのことに数万円かぁ、100円の抵抗のままで良かったのでは?」という思いもよぎったが、それだけではなく全体的に音が良くなっていることに気付く。
さすがセパレートアンプ。
残念なことですが今はこのクラスのセパレートアンプはほとんど発売されることはなくなっており、セパレートアンプを出し続けているのはアキュフェーズ・ラックス・エソテリックなどのハイエンドメーカーばかりで、価格は数十万円以上。
もう手が出まへん。
P-3000Rもペアのパワーアンプ M-5000Rとともに去年販売終了になってしまいましたが、貴重な存在だったような気がします。