新スピーカー試作 62019年03月04日

その後、ツイーターのハイパス用のコンデンサを 0.33uFに変更し、PX3のローパスフィルターを 140Hz(18dB/Oct)に変更しております。
このスピーカーによってメインシステムの音は一気に向上した感じがする。
やはり、純マグネシウム振動板を持つ MG130HRの音はスゴイもので、中高域は絶品です。(「スゴイ」としか表現できない文章力の無さが悲しく、音を文章で表現する難しさを感じる。)
今まで聴いていた音は何だったんだと、FE208ESでさえ色あせてしまう感じです。
それと、FE138ES-Rのパワフルな低域も忘れてはいけません。

まだ試作段階ですが、この音を聴いていると「もぅこれでいんじゃね?」と、既に完成してしまった気分にもなります。
一応、本番用の設計はほぼできており、基本的には試作機と同じですが、さらにブラッシュアップしています。
ただ、今でも時々設計に手直しが入るので、もう少し熟成させた方がイイかもしれません。

FE208ESをウーハーに 12019年03月09日

FE138ES-Rがウーハーとして十分以上に使えることが分かったので、今度は FE208ESをウーハーにしてみようと思う。
超巨大マグネットによる強力な駆動力と高剛性のHP振動板を持つ FE208ESなら、FE138ES-Rと同様にウーハーにも使えるはず。
実行振動面積は、FE138ES-R 2発より FE208ES 1発の方が大きいので、さらにスゴイ低音が出るのではないかと期待も膨む。
と言うことで、FE208ESと FW208Nを使ったスピーカーを再び別室から移動して来ました。
で、FW208Nを外し、そこに FE208ESを取り付けた。
このスピーカーボックスの下側は、内容積約26L、ダクト入口6cm×8cm、タクト長50cm弱のバスレフボックスになっていて、計算上の共振周波数は約33Hzだが、ダクトは中間で折り返しており折り返し後は面積を少し広げているので、実際の共振周波数は少し違っているかもしれない。

FE208ESをウーハーに 22019年03月10日

さっそく鳴らしてみた。
鳴らし初めは重低音がバリバリ入っているCDをかけて慣らし運転をしてから視聴に入った。
結果としては、ユニット自体は問題は無く十分にウーハーとして使えると思うが、FE138ES-R 2発と比べるとソフトタッチで、悪く言えば押出し感が弱くキレがない。
やはり、この箱のダクト(スタンドを兼ねている)がイマイチで、デカすぎ・長すぎなんだと思う。
このままでは納得できないので、ダクトを調整してみることに。
調整の方法としては、変にカットして見た目が悪くなるのは避けたいので、ダクトの正面に穴をあけることにした。
これでダクトの長さを短くしたのと同じ効果になる。
このスピーカーボックスを設計しているときには、ダクトの正面に穴を3つあけ、この穴に合うフタも用意して、適当に塞いだり開けたりして調整できるようにするという案で進めていたが、板取りに余裕が無くなってしまい断念した経緯がある。
今更ですが、やっておけば良かったと後悔も。

FE208ESをウーハーに 32019年03月17日

木工用のホルソーでダクトに穴をあけた。
これでダクトの長さは等価的に 35cm弱ぐらいになったので、計算上の共振周波数は約38Hzぐらいになる。
で、聴いてみました。
ダクトのマスが減ったことにより改造前と比べると押出し感が出てかなり改善したのがわかる。

CD「アンプラグドアコースティック/エリック・クラプトン」のリズムを取る足音や「トリニティセッション/カウボーイ・ジャンキーズ」の重低音もしっかりと聴こえる。
また、CD「TELARC SURROUND SOUND」の JurassicLunch に遠くから近づいてくる恐竜の最初の足音が冒頭13秒に入っているが、音というより耳への圧力としてしっかり感じることができる。
もちろん、徐々に大きくなる足音や、鳴き声、そして最後のゲップまで大迫力です。
欲を言えばもう少しキレが欲しい感じなので、少しダクトの断面積を小さくしたいところだが調整はこのぐらいで止めておくことに。
急激に FE208ESをウーハーにしたスピーカーを作りたくなってきました。

FE208ESをウーハーに 42019年03月21日

FE208ESをウーハーにするスピーカーを設計してみました。

箱は上下に分かれていて、下側がウーハー用の内容積約23Lのバスレフボックスになっている。
ダクトは底面に塩ビ管の呼び径65×50径違いソケットを付けて、音は底板の隙間から放射される感じ。
空気の流れがスムーズになるように、できればダクトの出口になだらかな円錐形のディフューザー(図の黒い部分)を付けたいと思う。
ディフューザーを付けないなら、ダクトは直管でもいいかもしれない。

上側は中高域用の 6L弱のボックスで、取り付けるユニットは FOSTEX MG850。
ツイーターは不要でしょう。
このユニットについての説明は不要だと思うが、純マグネシウム振動板の音を初めて聴いてその音の良さに驚き、純マグネシウム振動板の虜になってしまったユニットです。

ネットワークは無いし各ユニットの能率も考えていないので、当然ですがマルチアンプじゃないと鳴らせません。