バックロードホーン、イイね2013年10月03日

FE138ES-R を使ったバックロードホーンが完成してから3週間ほど経過し、少ない日は30分、多い日は数時間、ほぼ毎日聴いてきた。
無理に毎日聴いていたわけではなく音は日々向上しておりもっと聴きたいという毎日。
周波数レンジ、音質、キレ、定位、音場表現などなど、全ての点で今まで作ったスピーカーの中でナンバーワンだと思う。
まぁ、使用しているスピーカーユニットの価格だけをみても、当たり前と言えば当たり前だけど。
それに、今まで作ったスピーカーの数は 10台程度だし、FE138ES-R を使った他のスピーカー(ターキーやネッシーミッドなど)も聴いたことが無いので、ナンバーワンと言っても比較対象が少ないのだが、個人的には大満足。

スワン系全般に言えることだと思うが、ワンポイントペアマイクによる優秀録音ソースとの相性は抜群。
石田善之様録音のゼロ戦、SL、オーディオ誌付録の生禄 CD は好きでたまに聴くのだが、今までのスピーカーでもイイ音だと思って聴いていたが、今回作成したバックロードホーンで聴くと生々しい存在感のある音に圧倒されてしまう。

スピーカーについては文句なし。
唯一の難点はあまり音量を上げられないこと。(悲)

仕上げ2013年10月09日

このままだと仕上げしないままになってしまいそうなので、重い腰を上げて仕上げした。
湿気や汚れを防ぐことができて、少々見た目が良くなればイイだけなので、仕上げと言ってもあまり手をかけずニスを塗る程度。
写真だとあまり変わっていないように見えるが、サンディングシーラーを2回につや消しクリアニスを3回塗ったので、表面はツルツルでイイ感じに仕上がった。

ホーンの調整をするかもしれないので底板は木ネジで仮止めしていたが、調整の必要も無いのでこの機会に接着した。
また、スワンやモアのような本体中央にオモリを入れるスペースは無いが、前後の重量バランスが取れるように後ろ側に TGメタルをはめ込むことができるようにしていたので、FP-02を2個はめ込んだ。

ユニットの取り付けは、丸一日以上は置いて塗装が完全に乾いてからになるので、鳴らすのはもう少し我慢。

ツイーター端子台(その1)2013年10月13日

ツイーターはバックロードホーンの端子からローカット用のコンデンサーを経由して接続しており、コンデンサーもスピーカーケーブルに直接半田付けして転がしているだけなので、コンデンサーを固定できるような端子台を作りバイワイヤーにしたいと思う。

で、アクリル板から写真のような板を切り出した。
これにスピーカーターミナル1個を取り付け、さらに、ローカット用のコンデンサーを固定して、リード線の一方を取り付けたスピーカーターミナルに接続し、もう一方にバナナプラグを取り付けた。
これで、ツイーター用の端子台は完成。


ツイーター端子台(その2)2013年10月15日

アクリル板の下側に2つの溝を切っていたが、ここをツイーターのプラスとマイナスの両端子にはめ込み端子のネジを締めて端子台を固定する。
あとは結線するだけ。
今回は逆相接続。
コンデンサーに付けたバナナプラグをツイーターのマイナス端子に差込む。
アンプからのスピーカーケーブルのプラス側(バナナプラグ付)を端子台に取り付けたターミナルに差し込み、マイナス側(バナナプラグ付)をツイーターのプラス端子に差し込めばOK。
これで、「アンプのプラス側のスピーカー出力 → 端子台に付けたターミナル → コンデンサー → ツイーターのマイナス端子」、「アンプのマイナス側のスピーカー出力 → ツイーターのプラス端子」と接続される。

簡単な構造だけど、なかなか機能的だと思う。

バイワイヤーにしてみたが2013年10月20日

ツイーターの端子台を作ったので、SU-XR700 の設定をバイワイヤーモードに設定しスピーカーケーブルもバイワイヤー接続にした。
ところが、肝心の音の方は厚みが減って薄くなってしまったような感じ。

SU-XR700 は 2chステレオの場合はトリプルアンプモードでの動作が可能で、3つのアンプを使って片chを駆動することができる。
これが、今まで聴いていた動作モード。
で、バイワイヤーモードにすると低域用と高域用の各スピーカーをダブルアンプとシングルアンプに分けて駆動することになる。
すると、低域と高域の相互干渉が無くなり、さらに、低域と高域間のレベルをアンプの設定で調整できるようになるので、アッテネーター等によるレベル調整に比べると音質の劣化は抑えられる。
と、メリットだらけのようだが音は上記のようにイマイチになってしまった。
勝手な想像だが、3つのアンプで強力に駆動していたものが、2つと 1つに分かれたことで個々の駆動力が低下してしまい音が薄くなってしまったのではないか?

しばらく聴いていたがどうもヨロシクナイので、端子台はそのままでアンプの設定とスピーカーケーブルは元に戻した。

おつかれさまでした2013年10月27日

今までメインスピーカーだった FE88ES を使用した後面開放型のスピーカーだが、新しいバックロードホーンが完成してからはほとんど聴かなくなってしまった。
ジャンルや気分(?)によって切替えて聴こうかなとも思っていたが、結局バックロードホーンで聴いてしまうことになる。
後面開放型の音も悪くはないが淡白な感じで、バックロードホーンのリアリティーのある音にはかなわない。
ということで、使っていないスピーカーを部屋に並べるのは趣味ではないので、撤去することにした。
ユニットは取り外して保管し、箱は廃棄。
サブウーハー(SW-168)は、手放すにはもったいないので、とりあえず部屋の隅に移動。