N-BOXスピーカー交換2012年07月08日

構想では、フロントにFOSTEXの8cmフルレンジとリアにFOSTERの10cmウーハーを考えていたが、一般的なカーオーディオ用のスピーカーに交換した場合、どんな音になるのか視聴してみたいと思っていたところ、オークションでアルパインのDDS-162Eを格安で落札できたので、とりあえずフロントのみ交換してみた。

インナーバッフルは合板で作成した。
ドアの内張りを外したのは初めてだったが、事前にインターネットで調べていたので、大きな問題も無く順調に作業を進めることができた。
こういうときってインターネットの情報は本当にありがたいと思う。

交換後、さっそく聴いてみたが、純正スピーカーに比べると細かい音が出るようになり、低域の量感はやや減ったがボン付いた低音ではなくなった。
高域は聴感的には不足している感じは無いが、もう少し伸びると思っていたので少々残念。

DDS-162Eの周波数特性計測2012年07月09日

交換したDDS-162Eの周波数特性を車内で計測してみた。
測定方法は、前回の純正スピーカーと同じ。

純正スピーカーの測定結果と見比べると、低域の特性はほぼ似ていることから、N-BOX車内の音響特性がそのまま出ているのかもしれない。
山の大きさは若干低くなっていることからボン付きが抑えられており、聴感と一致しているように思う。
800Hz付近の谷は、スピーカーユニット(DDS-162E)固有の癖なのかしら?
高域は20kHzまで延びている。

スピーカー交換で音質的には改善され「このままでもいいかなぁ」という状態にはなったが、ホームオーディオと比べてしまうとやはりその差は歴然としてしまう。
当初の構想を実現した方がいいように思うが、リアの内張りを外す作業はフロントの内張りを外す作業より複雑なようで、この作業を考えると躊躇してしまいそうになる。
もしやるとすれば、リアのウーハーは10cmよりもう少し大きく、制動が利いた締まった低音を出すウーハーがよさそうな気がする。

水滴? ガタ?2012年07月11日

N-BOXのスピーカー交換作業をしている時、二点ほど気になった点があった。

前日は雨だったので、窓ガラスの隙間あたりから侵入した水だと思うが、純正スピーカーを外したときスピーカーの端子付近などに水滴が付いていた。
純正スピーカーは、水が浸入することを想定しているようで、端子に直接水滴が垂れてこないように端子上部にひさしのような出っ張りが付いており、マグネットも完全カバーされていて、コーン紙もポリプロピレン製(たぶん)。
市販のカーオーディオ用スピーカーは、水の浸入に対してはどうなのだろう?

それから、純正スピーカーの取り付けなのだが、ネジ一本で上側だけ固定され、下側は2つの爪で外れないようになっている。
スピーカーフレームのドアの鉄板に密着する部分にスポンジが付いていて、ネジで締め付けられている部分のスポンジは潰れていたが、下側のスポンジは潰れることもなく弾力を保ったままの状態であったことから、スピーカーは強固に固定されず、ガタがある状態になっているものと思われる。
これでは、いいスピーカーであってもその性能はスポイルされてしまう。
まぁ、生産性やコストを考慮してのことだと思うし、強固に固定されたところで相手は薄い鉄板だし、常に振動している車だし、細かいことは気にしてもショウガナイということ。
さらにいい音を目指すなら、デッドニングなどのテクニックが必要になってくるということだな、と納得。

鉄板積層レコードプレーヤー2012年07月21日

写真は以前使用していた、鉄板積層レコードプレーヤーである。
ターンテーブルはテクニクスのSP-15、トーンアームはヤマハのYSA-2。
キャビネットは、12mm厚鉄板3枚と3mm厚硬質ゴム2枚の積層構造で、総重量は70kg強。
これを3段積みのラックの一番上に設置していた。

東日本大震災の前年に突然「このまま地震が来たらヤバイことになりそうだなぁ」と急に不安になり、ラックを2段積みに変更し、レコードプレーヤーはGT-2000に変更した。
翌年、東日本大震災が発生した。
地震発生時は家に居て、ラック、レコードプレーヤー、スピーカーを両手両足で何とかおさえていたので、倒れたり落下することはなかったが、大きくずれた。
変更しないままの状態だったら、おさえきれず倒れていたのではないか、最悪の場合床が抜けたのはないかと思う。

余計な響きは一切無く、静かなプレーヤーだったが、問題は床だった。
何事もバランスが大事。
強靭な床の上に設置したら、どんなパフォーマンスを出したのか?