アキュフェーズ創立40周年2012年06月01日

アキュフェーズが6月で創立40周年だそうである。
創立以来常にオーディオマニアの憧れの存在だったのではないでしょうか。
高価なので自分では購入に至っていないが、理想のシステム構成を考えるとアキュフェーズの製品は必ず選択肢に入ってくるように思う。

写真は、最初期モデルP-300 C-200 T-100のカタログである。
カタログには各製品の内部写真が掲載されているが、基板等の部品が整然と並んでいる姿は、今も昔も全然変わっていない。

「変わっていない」と言えば、このカタログの裏表紙に「基本フィロソフィー」という題で設計理念が載っており、一部細かな文言は変わってはいるが今でもアキュフェーズのホームページを見れば読むことができる。
実際に、その理念を反映した製品を送り出し続けており、スゴイことだと思う。
偉大な創業者の理念を忘れてしまい、へたな商業主義や売上偏重の結果、苦しんでいる大手電気メーカーや、自分の保身だけに終始するブレブレの政治家さんも見習って欲しいものだ。

アキュフェーズ設計理念

N-BOXスピーカー交換の構想2012年06月06日

フロントには中高域用に小さめのフルレンジスピーカーを取り付け、リアにはハイカット用のネットワークを入れたウーハーを取り付けようと考えている。
それで、4chアンプのフロント/リアの音量調整機能(フェーダー機能)で中高域と低域のレベル合わせを行おうという魂胆である。
後付けのサブウーハーや専用アンプの必要もなくローコストでワイドレンジ、しかもFOSTEXあたりの良質の小口径フルレンジを選択すればイイ音間違いなし(かな?)。

フロント/リアのレベル調整ができると言っても限界があると思うので、フロントのフルレンジスピーカーの能率は低めがいいと思う。
また、車の中で聴く音楽はボーカルものがほとんどなので、FOSTEX FE83En か FF85WK あたりが適当。

ウーハーはレベルを考えると16cm程度が適当だが、一般オーディオ用の16cmウーハーはマグネットが大きく取り付けできないかもしれない。
まぁ、フロント/リアの音量調整でレベル合わせはできるはずなので、10~13cmぐらいのウーハーでも良いと思う。
カーオーディオ用の16cm(あるいは17cm)なら取り付けは問題ないが、ほとんどがフルレンジやコアキシャル2ウェイで、今回はできるだけハイカットし低域はできるだけ延ばしたいので、ウーハーを使いたいと思う。

N-BOXスピーカー交換の構想(その2)2012年06月10日

以前、オークションで入手したフォスターの10cmウーハーがあった。
FW100に似たコーン紙にラバーエッジ、マグネット径70mm、鉄板プレスフレームである。
FW108Nあたりと比べるとマグネットが2回りぐらい小さく、外観もイマイチ。
だが、マグネットが小さいのは取り付けを考えるとメリットとも言えるし、取り付けてしまえば外からは見えないので外観に関しては全然問題なし。
エッジの耐久性はウレタンよりは高いと思われる。
なんと言っても激安である。

ダンボールで仮に作った箱にウーハーと手持ちのFE83を取り付けて鳴らしてみた。
ウーハーのレベルを少し上げると、バランスが取れる。
ハイカット用のネットワークは、3.3mHのコイルのみを使用した6db/octだとカットしきれず中域がモヤモヤした感じになるので、100uF程度のコンデンサーを追加し12db/octにするといいようだ。
ただし、車に取り付けた場合は、前後のスピーカーは離れているし、デッドな空間なので中低域は減衰するだろうし、思いっきり斜めから聴くことになるので高域も減衰すると思うので、やってみないと判らない。

あとは、インナーバッフルやバックキャビティを作ればいいが、N-BOXの場合スピーカーを交換するにはドアの内張り全体を外す必要があり、内張りを外すなんてやったことが無いので少々不安。

純正スピーカーの周波数特性計測2012年06月16日

N-BOX周波数特性
N-BOXの純正スピーカーの周波数特性を車内で計測してみた。
視聴ポイントに近い位置として、マイクを運転席の背もたれとヘッドレストの間に挟んで測定した。
CD/USBコンポのイコライザー等の調整は全てフラット。
20Hz~20kHz正弦波を120秒間のスイープ信号で測定した結果が画像の特性である。

60Hz~200Hzぐらいに巨大な山があり、これがボンついた感じになっている部分だと思う。
700Hz~10kHzまでは細かい山や谷はあるがほぼフラットで、10kHz以上はだら下がりになっている。